「時短=手抜き」ではない
「忙しくて時間がない…でも、スキンケアには手を抜きたくない!」というように、相反する2つの感情に悩んでいる女性も多いと思います。
スキンケアはお肌にしっかりと馴染ませることが基本であるため、じっくり行うとすると、どうしても時間と手間がかかってしまいます。だからといって、忙しい朝にゆっくりしている暇がないのが悩みどころですね。早く起きてスキンケアをするという方法もあるかもしれませんが、睡眠をしっかりとることもお肌を美しく保つためには大切なことなので、寝不足になってまでスキンケアの時間を捻出するというのはオススメできません。
朝のスキンケアが雑になってしまったり、朝はスキンケア自体を諦めてしまっているという人もいるかもしれませんが、スキンケアというのは、なにも時間をかけさえすればいいというものではありません。時短=手抜きという考えは昔のもの。短時間でも十分な効果を得られる方法がいくらでもあるのです。それではそのポイントを見ていきましょう。
時短スキンケアのポイント
「ながらスキンケア」で時間と効果の両方を得る!
「ながら」と聞くとあまり良いイメージを持たないかもしれませんが、スキンケアの場合は逆です。「ながら」をうまく使うことで、化粧品の浸透をしっかり促すことができるのです。
たとえば、以下のようなスケジュールを立ててみましょう。
(1)起きたらすぐに洗顔し、化粧水をなじませる
(2)シートマスクをしながら朝食
(3)乳液をなじませる
(4)浸透させている間に着替え
(5)メイク
これならば、時間のロスなくきっちりとスキンケアを行うことができます。段取りが難しいように感じるかもしれませんが、慣れれば簡単です。日々の習慣にしてしまえば、当たり前のように「ながらスキンケア」を実行できるようになるでしょう。
短く済ませられるところには時間をかけない
全てに時間をかければいいというわけではありません。お肌はデリケートですから、必要以上の手入れはむしろ逆効果になる場合もあります。短時間で済ませられる部分は、必要以上に時間をかけないようにしましょう。
たとえば洗顔の時間。これは、かなり短縮できるはずです。メイク落としをしなければならない夜と違って、朝の洗顔はそこまで念入りに行う必要がありません。朝洗顔の目的は、眠っている間に顔についた皮脂や埃を洗い落とすことです。よほど皮脂の分泌が多い体質というわけでなければ、朝はぬるま湯のみの洗顔でも充分なほどです。
また、化粧水をスプレータイプにするという方法も、結構な時短になります。上級編では、シートマスクの活用という方法もあります。乾燥の気になるパーツだけに部分用のシートマスクを使用すれば、貼ったままで食事や朝の準備ができますし、メイクのりもアップします。
決して手抜きはしない
朝は忙しいからと、スキンケアの工程から乳液やクリームを省いてしまっている人もいるかもしれません。これは、「時短」ではなく「手抜き」です。手抜きのスキンケアは、場合によっては何もしないよりも悪いこともありますので、気をつけましょう。
化粧水には潤いを補う効果はあっても、その潤いを保つ効果は期待できません。成分の大半が水分(精製水)であるため、すぐに蒸発してしまうからです。また、化粧水だけだとお肌が油分不足と感じて、必要以上に皮脂を分泌してしまう可能性もあります。潤いのある肌をキープするためにも、乳液やクリームで保湿成分を補ってあげることが大切なのです。
オールインワン化粧品は「時短スキンケア」の強い味方
基礎化粧品の機能がひとつに詰まったオールインワン化粧品であれば、寝坊してしまった朝でもスキンケアに困ることがありません。化粧水・美容液・乳液の役割を果たすものになっているので、基本のスキンケアならこれ1本で十分です。また、旅行先などでも活用できますので、ひとつ持っておくといざというときに便利なアイテムです。