本格的な春を迎える前に
厳しい寒さも終盤となり、もうすぐ春を実感する季節。日差しとともに気温も上昇し、紫外線量はいっきにアップします。強い風やほこり、花粉などお肌にとっては過酷な環境になりやすい春…実は肌トラブルの一番出やすいシーズンでもあります。
本格的な春到来の前に3つのポイントを押さえ、心もお肌も準備をしておきましょう。
1）春におすすめの美容成分
冬までのスキンケアには何よりも乾燥からお肌を守るための保湿が重要。それも湿度が低く冷たい外気に負けないようなオイルやクリームなどの油成分を重視するのが適切でした。
しかし春のお肌には油分よりも水分を補給することが最重要。角質層の水分蒸発を防ぐことよりも肌本来の水分量を保つように働きかける成分を化粧水や美容液などで補うのが良いでしょう。
水分保持機能を高めるヒアルロン酸やセラミドなどの成分はこれからの季節に特におすすめです。
また肌表面に凹凸やべたつきがあるとほこりや花粉を吸着しやすいため、メイクの仕上げも細粒子パウダーでさらっと仕上げておくだけでも肌荒れを防ぐ効果が高まります。
2）紫外線対策
3月の紫外線量は残暑が厳しい9月と同等と言われています。寒い冬からの反動でつい日差しの中を無防備に歩いてしまいがちですが、日中のUVケアは必須。
秋冬のファンデーションを使っている場合は春夏タイプに切り替えるかUV下地などを使用してSPF15～30くらいの日焼け止めを毎日使用するように心がけましょう。
3）ホルモンバランスを整える
3月から4月にかけてホルモンバランスが崩れやすいと言われます。この時期は寒暖差によって交感神経と副交感神経の働きが頻繁に入れ替わり、自律神経が不安定になりやすいからです。動植物などもこの季節は活発に動きだすので「木の芽時」とも表現され成長スピードが速いのが特徴です。
加えて、年度の変わる日本ではこの時期に生活や環境の変化があることが多く、不調を招きやすいともいえるでしょう。
この乱れを整えるのは何と言っても十分な睡眠。長い時間寝るということではなく、毎日一定時間の睡眠をとるのがポイントです。
規則正しい生活と季節に合ったスキンケアで今年の春はトラブルのないお肌で過ごしましょう。
記事提供：スキンケア大学
