今日のカフェボンボンの本棚は、日曜日の絵本。
海で遊ぶ子どもの一日を、鮮やかな色使いで描いた本を。夏になるとページをめくって、海のにおいをたしかめます。
くっきりとした日差しを映す明るい絵が、夏の空気を運んでくる。
ロラとレオは日がな一日砂あそび。砂のお城に貝殻さがし。打ち寄せる波とたわむれる。空想の翼を広げて、思いつくままあれもこれもして遊ぶ。海で遊ぶのが嬉しくてしかたがない。
砂はさらさらでやわらかくって、水は冷たいんだね。海が大すき!そんなふたりの無邪気さが伝わってくる。
日が沈んでも夏の終わりがきても、小さな子どもはいまが楽しいだけ。おとなのように感傷的にはならないけれど、夕暮れの空気の冷たさがほんの少しさびしくて、お母さんに甘えたくなるんだね。
遊び疲れたロラの頰が夕陽に染まっています。
『うみべのいちにち』
作:ナタリー・ヂュアル/絵:イリヤ・ウリーン/訳:ときありえ
出版社:講談社
イマジネーションが広がる日曜日。
一冊の素敵な絵本と出会ったら、いつもと少しだけ違う月曜日が始まります。
楽しい休日を。
Love, まっこリ〜ナ
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
https://asajikan.jp/author/14/
Love, まっこリ〜ナ