月に一度、休日の朝にお能のお稽古に行っています。
今年1月から始めた、私にとっては新しい趣味です。
日本の伝統文化が見直されているものの、能楽は、「難しそう」と敬遠されがち。
私はなぜか高校生のときに初めて見たときから、独特の美の世界に自然にひきこまれました。
とはいっても、年に数回観に行く程度で、習うという発想はゼロ。
お正月休みにひょんなことから、近くで習えることを知り、体験レッスンへ。
「忙しい人のための月一回・週末クラス」ということで、続けられるかも、と始めてみました。
簡単とはいえませんが、声を出して、体を動かすのは楽しい!
習いに来ている人も女性が多く、女性に支えられているのだそう。
歌舞伎と違い、意外とオープンなお能。
もともとは猿楽と呼ばれていたものを、明治時代に外国人受けを考慮して、能楽と名称変更したり、女性も受け入れ、現在では女性の能楽師や狂言師も活躍しています。ちなみに女性で初めて能舞台に立ったのは、あの白洲正子さんだとか!
武士の手習いとして、数百年も続いてきており、一番古いお稽古事とも言えるようです。
独特の「すり足」で大腰筋が鍛えられ、健康面でも改めて注目されています。
声を出したい人や、観劇をもっと楽しみたい人は「謡(うたい)」、体を動かしたい人は「仕舞」を習うとよいとか。
私は最初の半年は両方やってみました。7月からの次の半年は謡のみにするつもりです。
ほとんどのお教室に見学や体験レッスンがあります。気になったら見学に行ってみては?