週末は小田原の松永記念館へ行ってきました。
NHKのドラマ「鬼と呼ばれた男」でも取り上げられた電力王、松永安左ヱ門の邸宅だった場所です。
邸宅だった老欅荘の他、近代数寄者で小田原三茶人の一人、野崎廣太(幻庵)によって建てられた葉雨庵、松永安左エ門ゆかりの品が展示されている記念館があります。
<老欅荘の広間から見た茶室「松下亭」>
欅(けやき)の大木があることから老欅荘と名づけられた邸宅は、増築を重ねており、古木をアクセントにするなど、ディテールがおもしろい建物でした。
幸い、詳しく説明を伺うことができ、この場所の魅力を知ることができました。
<老欅荘の広間から見たお庭>
今回の訪問の目的はお茶会への参加。
国登録有形文化財のお茶室でお茶をいただくという、素敵な体験をさせていただきました。
お茶室の利用は有料ですが、お庭や記念館などは無料で見学でます。
松永安左ヱ門はこの場所で多くの茶会を開いたそうです。
今は京都国立博物館に寄贈されている国宝「釈迦金棺出現図」が飾ってあった場所も見せていただきました。
当時の金額で5000万円(今の10億円以上!)で手に入れたのだとか!昔の財界人はすごいですね。
今は菖蒲が見頃でしたが、紅葉の時期もよさそうです。
場所は小田原から箱根登山鉄道で一駅の箱根板橋から徒歩約7分。
東京からは日帰りでも行かれるので、週末ちょっと遠出をしたいときにぴったりの場所だと思いました。