今日のカフェボンボンの本棚は、『おいしさの科学』。
「レシピには書かれていない」技と知恵を教えます。下準備から保存まで料理のコツを調理学のプロが科学的根拠とともに紹介。調理別のコツがすぐに実践できる34のレシピ付き、新刊です。
『おいしさの科学』
著者:松本仲子
出版社:幻冬舎
おいしい料理にはおいしい理由がちゃんとある。あたりまえのようだけれど、ひとつひとつ見ていくと目からウロコのことばかり。
卵焼きは空気が入らないように卵液を溶く、ほうれん草は切ってからゆでても味は変わらない、油揚げは油抜きしないほうがコクが出る、調味は「さしすせそ」の順番にこだわらなくてもいい……。その理由とは?
たとえば、ジャガイモをゆでるときのコツ。お湯に塩を加えるとホクホクに仕上がるのは、科学的な理由に基づくこと。ジャガイモの成分・ペクチンの塩に溶けやすい性質のおかげでホクホク感が増すのだそうです。
いまに受け継がれてきた昔の人の料理の知恵と技は科学的に裏打ちされたもの。同時に著者は時代とともに生まれた新常識も伝えています。
いつもの料理をもっとおいしくするための知恵がつまった本。シブい一冊です。
Love, まっこリ〜ナ
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