今日のカフェボンボンの本棚は、『毎日がつながる献立』。
毎日の献立をじょうずにつなげることをテーマにした料理本。料理家の有元葉子、坂田阿希子、瀬尾幸子がとっておきのレシピ全161品50献立を紹介します。
『暮しの手帖別冊 毎日がつながる献立』
出版社:暮しの手帖社
料理の素材を存分にいかして使い切る。これが献立を今日から明日へとつなげるコツ。数日先の献立まで整えておけば、毎日のメニューに頭を悩ませることもなくなりますよね。
ひとつの素材を多めに買ってくる。その日は新鮮な素材を使ってすぐに食べておいしい料理を作り、残りの素材は下ごしらえ、さらに作りおきも準備しておく。
たとえば、瀬尾幸子さんが素材に「豚うす切り肉」を使うなら……。1日目は豚肉ときのこのクリーム煮、翌日以降は下ごしらえした「ゆで豚」を使った料理、豚となすのしょうが焼きや小松菜の豚汁へとつながっていきます。
坂田阿希子さんの季節感あふれるレシピはアイデアの宝庫! 野菜たっぷりの常備菜もヘルシーです。有元葉子さんのつながる献立のひとつは「マリネ」。忙しい毎日の食事を工夫するなかで生まれたシンプルなメニューです。
3人に共通するのは、素材としっかり向き合い臨機応変に考えること。ゆるやかに豊かにつながる献立。家庭料理のおいしさを伝える一冊です。
Love, まっこリ〜ナ
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