着付けを習ってから、早13年あまりがたちました。
茶道も習っているので、着付けは必須!
茶道のイベントは朝早いものが多く、着付けを頼むわけにはなかなかいかないのです。
着付けを習うと、まずは下着のつけ方から教わります。下着よりも先に一番最初に身に着けるのは、今日のテーマの「足袋」です。
洋服だとストッキングは最後に履く人も多いかと思いますが、着付けが終わった後に足袋を履くのは結構大変なのです!
そして、足袋を履くのは、必ず「左足」から。
これは意外と知らない人が多いかもしれません。
先日狂言セミナーに参加した際、初めて足袋を履く方々のために、講師の狂言師の方が理由を説明していました。
古くから日本では、左右だと、左の方が上位だから、だそうです。
「左大臣、右大臣」というけれど、「右大臣、左大臣」とは言いませんね。
「進左退右」(しんさたいゆう、しんさたいう)という言葉もあります。(進むのは左から、退くのは右から、ということ)
武士が右から足袋を履くのは、切腹の時だけだったそうです。
西洋文化では右が上位とされるので、現在日本では両方の考え方が混在していますが、足袋を履くときぐらいは、「左が先」を意識してみませんか?