「目覚めの色」を楽しみましょう

 

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新緑の綺麗な五月。

“五月晴れ”というだけあって晴れ晴れとした日も多いこの季節は、爽やかで過ごしやすく、1年で最も優しくなれるとき。

目覚ましが鳴る5分前、カーテンの隙間から差し込む朝日で一足先に目が覚める……たまにはこんな小さなサプライズな朝があってもいいですよね。なかなかベッドから出られないときも、この小さな光は背中をぐっと押してくれます。ちょっぴり気分が塞ぎがちなときも、瞬時に元気をくれる。

光は色。色は光。朝日とのご対面は、朝限定のサプライズ!いろんな色をした顔で毎回登場する光は、その日その時間にならないと出会えない貴重な存在です。

ご機嫌のいい時もあれば、ご機嫌ななめな時もある。でもいつの日か、「今日はどんな顔で迎えにきてくれるの?」と布団にくるまりながらワクワク楽しみになっていたりするものです。

目覚めた時に感じる朝の感覚。ピカピカの朝もあれば曇った朝もあるけれど、どんな色でも朝は必ずやって来きます。自分の気持ち次第で、元気な色にも、綺麗な色にも変えられるのも朝だけの特権。

スタートの時だからこそ自分の色を選べる、とっておきの色時間をもっと大切にしてみませんか?

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ベッドから出て、カーテンを開けるその短い時間までにも、沢山のストーリーが生まれていることにもう少しだけ意識をむけてみてはどうでしょう。

鳴り響く目覚ましを止め、カーテンを開け、顔を洗うという朝のお決まりの一コマ。ただ流れ作業のように行うのと、1つ1つ意識しながら丁寧に行動をしていくのとでは雲泥の差です。

付けた当初はウキウキしたカーテンも、今は何色かさえよく思い出せないなんてことがないよう、普段からベッド周りの色にもきちんと目を向けられたら素敵です。

ベッド脇にちょこんと置かれたスリッパも、すぐに何色かが思い出せますか?そもそもスリッパなんて履く習慣さえないという人は、朝に室内履きを楽しむ時間を敢えて作ってみる、というのもおすすめです。きっと出かけるまでの貴重な時間を共に過ごす親友になってくれるはず。HQ031_L

目覚めの色を楽しむ朝。大事にしたいものですね。

 

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朝に魔法をかける”色”の使い方[連載終了・全12回]

なんでもない朝時間を、“色の魔法”でステキに変える方法[連載終了・全12回]
Written by

七江亜紀

色のひと ®
カラーキューレーター ®
株式会社ナナラボ 代表取締役

それぞれの色が持つ普遍の魅力を組み合わせ、独自の価値基 準で、これからの 新しい生活価値を提案する、ライフスタイ ル・クリエーター。
企業やビジネスパーソンを対象とし、 ファッション、食、インテリア等ライフ スタイル全般のカラーコンサルティングを行う。
「色」を視覚だけに頼らず五感全てを通してイメージできるようさまざまなもの の価値向上を図る。
また多くのメディアにて監修、大学や講習会でも 講師業を行う。クチコミで広 まったサロン「Lustre(ラスタ)」 には全国から多くの女性たちが訪れている。
2009 年の処女 作「働く女性のための色とスタイル教室(講談社)」はロングセ ラーとなり、衣食住にまつわる色の本「知って役立つ色の事典・TJMOOK(宝島 社)」は発売後即完売。2015年2月には初の書き下ろし文庫本「色が教えてくれ ること・人生の悩みの9割は「色」が教えてくれる(大和書房)」を刊行。
既に重版を重ね続けている。他にも著書多数。現在も新刊を執筆中。

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