「和牛=タンパク質」でも太る?脂肪がつきやすい意外な理由

 

おはようございます。朝時間アンバサダーで、ダイエットインストラクターの岩瀬結暉です。

「肉=タンパク質だから太らない」と思いがちですが、実はそうとも限りません。
特に和牛のように、高タンパク質(100g中10g以上)かつ高脂質(脂質20%以上)の食材は、食べ方によっては体脂肪を増やしやすくなります。

霜降り和牛

原因はインスリン

インスリンとは、食事をすると分泌されるホルモンです。

糖質を摂ると大量に分泌されますが、実は高タンパク質食材を食べたときにも「中程度」のインスリンが分泌されます。

インスリンは、摂取した糖だけでなく脂質も脂肪細胞へ運び、体脂肪として蓄積させる働きがあります。
つまり、タンパク質+脂質の多い和牛を食べると、肉に含まれる脂が体脂肪になりやすいという仕組みです。

◎ インスリン分泌の目安
糖質……大量
高タンパク質……中量
タンパク質……少量
脂質……ほぼ分泌なし

さらに和牛は脂質量が非常に多く、A5ランクでは
肩ロース:脂質20〜30%
リブロース:脂質30〜50%
ということも珍しくありません。

牛肉

脂質の多い和牛を食べるときの5つのポイント

【1】余分な脂をしっかり落とす
加熱すると脂が多く溶け出す和牛。
弱火で焼き、出てきた脂はキッチンペーパーで除去しましょう。
しゃぶしゃぶや網焼きなど、脂を落とす調理法もおすすめです。

【2】強火で焼かない
脂が多い肉ほど焦げやすく、焦げにはAGEsやPAHsといった老化・発がん性リスク物質が増加します。
中火〜弱火でゆっくり調理しましょう。

【3】量は少なめ、野菜と一緒に
脂の多い肉だけを食べ続けると、血糖値も脂質も上がりやすくなります。
目安量は80〜100g
野菜・きのこ・海藻と組み合わせて、脂の吸収スピードをゆるやかに。

【4】赤身部位を選ぶ
和牛でも「ヒレ」「もも」「ランプ」は比較的脂質が少なく、ダイエット中でも選びやすい部位です。

【5】糖質は控えめに
糖質を加えるとインスリン分泌がさらに増え、脂肪の取り込みが最大に。
ごはんやデザートは少量を意識しましょう。

和牛は栄養価も高く、おいしい食材ですが、高タンパク×高脂質ゆえに太りやすい側面もあります。
脂を落としながら、赤身中心・適量・野菜と合わせる。
この3つを意識することで、和牛を楽しみながら太りにくい食べ方ができますよ。

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しっかり食べても太らない♪朝からはじめるダイエットレッスン

ダイエットインストラクターによる、食事や運動など朝から始められるダイエットレッスンです。
Written by

ダイエットインストラクター岩瀬結暉

たかの友梨ビューティクリニックに20年勤務。食育アドバイザー、生活習慣病予防アドバイザー、日本ダイエット健康協会 スーパーバイザー。
Instagram:@yukinyansa

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