「やることが多すぎて、毎日があっという間…」そんなふうに感じることはありませんか?
タスクに追われていると、気持ちにも余裕がなくなり、自分のための時間を失いがちです。
今回は、「朝活手帳」著者であり「朝キャリ」主宰の池田千恵さんの連載の中から、“忙しさのスパイラル”から抜け出すための「タスクの断捨離」方法をご紹介します。
「やりたいこと」を書き出して、やめることを整理する

「やめること」を決めようとしても、なかなか手が止まってしまう…。
そんなときに池田さんがすすめるのが、まず「やりたいこと」をすべて書き出すこと。
いきなり“やめる”を考えると気持ちが沈みがちですが、「やりたいこと」をワクワクしながら全部書き出すことで、自分が本当に大切にしたいことが見えてきます。
そこから「これだけは譲れない!」を選ぶと、自然と“やめること”が浮かび上がってくるのです。
さらに、「やめること」は「あり方」と「やり方」の2つの軸で整理するのがポイント。
たとえば「抱え込むのをやめたい」と思ったら、
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【あり方軸】決めたことに文句を言わない、いい人に見られたいと思うのをやめる
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【やり方軸】できないと思ったらすぐにお願いする、できないことはハッキリ断る
このように「あり方」と「やり方」で考えると、自然に「やめる」ことができるようになるそうです。
「絶対やりたくないリスト」で迷いを減らす

やめることを絞り込もうとしても具体的に決められない…という時は、
「やめることリスト」を「絶対やりたくないリスト」に変えて書いてみると自分の気持ちが見えてくるそうです。
やらなければならないと思っているタスクには、他の人からどう思われるか?という他者評価に左右されているものが意外と多いものです。
一方で「やりたくない!」という気持ちは、他者評価が伴わない素直な気持ちです。
- 料理作りたくない!
- 満員電車に乗りたくない!
- 我慢して人に合わせたくない!
などと「絶対やりたくない」ということを書き出してみると、それをやらない方法を考えるきっかけが生まれて、代替手段などに頼るという行動に移しやすくなるそうです。
(参考:時間がない…がなくなる!?「ゼッタイやりたくないリスト」のすすめ)
朝のスマホ時間をやめて「デジタルデトックス」

最後に紹介するのは、朝のスマホ時間を見直すこと。
目覚めてすぐニュースやSNSをチェックすると、他人の情報に意識を奪われてしまい、自分の「今日やりたいこと」がぼやけてしまいます。
池田さんは、「デジタルデトックス」こそが一日のスタートを整える“情報の断捨離”だと話します。
朝いちばんの10分だけでもスマホを置いて、手帳を開く・ストレッチをする・コーヒーをゆっくり飲むなど、自分の感覚に集中する時間を持つと、心がスッと整い、自然と優先順位が見えるようになるはず。
忙しさの原因は「情報の詰め込みすぎ」かもしれません。
デジタルを手放してこそ、本当に必要なタスクが見えてくるのです。
(参考:朝の「デジタルデトックス」が良いと言われる本当の理由って?)

いつもギリギリ…をスッキリ解決!時間を「見える化」しよう
「毎日バタバタしてぐったり」「突然できた自由時間を持て余してしまう」そんな時間の使い方に悩む方必見!忙しくてもできる自分の時間の作り方、使い方を紹介します。
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タスクの断捨離方法をご紹介しました。自分の心の声を大切にして、有意義な朝時間を過ごせますように。

