物価高のいま、「栄養は確保しつつ、食費は抑えたい」が本音ですよね。そこで今回は、ファイナンシャルプランナー・稲村優貴子さんの連載から、「食費を下げる」朝ごはん作りのヒントを3つピックアップ。
高コスパ食材の使い回し、買い置き調味料に頼らない“手づくりのコツ”、そしてヨーグルトの節約術…など、がんばり過ぎずに続けられる工夫で、家計を軽くしましょう♪
【1】“神白スリー食材”で朝ごはんコスパ底上げ
稲村さんが推すのは、“神白スリー食材”と称する3つの食材。どれも1年を通して価格が安定していて、朝の食卓で活躍します。
- 【1】もやし

もやしは味噌汁やスープにひと握り足すだけでボリュームアップ。価格は1袋30円から50円ほどで販売されており、値上げ幅もわずかな高コスパ食材です。
- 【2】卵

卵はゆで卵・TKG・オムレツと調理幅が広く、主食と合わせれば満足感も◎お弁当やメインおかずにもなる優秀食材です。
- 【3】豆腐

豆腐は冷ややっこ、味噌汁、スクランブルエッグのかさ増し…など使い回し自在。たんぱく質や大豆イソフラボンなどの栄養を摂れるのも◎
さらにポイントは、品数を増やすより“満足を作る”こと。たんぱく質と汁物をセットにすると、腹持ちが良く間食が減り、昼の買い足しも自然とカット。
高コスパ食材を上手く組み合わせながら、月末のピンチも乗り切りましょう!
【2】サクッと作る!“手づくり調味料”でムダなし節約
冷蔵庫のポケットに眠る使いかけの調味料、ありませんか?稲村さん曰く、調味料は“都度つくる”が最強なんだとか。

おすすめは3つあります。
- サラダ:油・酢・塩をベースに、醤油や練りごまを足すだけで和風テイストなドレッシングに。
- 丼・すき焼き系:すき焼きや丼もののたれは、出汁・砂糖・みりん・醤油・酒が基本。ネットでレシピを探せば経済的。
- 焼き肉のたれ風:難しそうに思えますが、玉ねぎとりんごをすりおろし、醤油・にんにく・塩こしょう・酢を少し混ぜればOK。量は味を見ながら調整します。
必要量だけ作るので、賞味期限切れの予防になり食品ロス削減にもつながります。調味料の買い足しが減って冷蔵庫もすっきり◎
オイル量も調整できるのでダイエット中にも活躍。自分好みの味を見つける楽しさもありますよ♪
【3】“ヨーグルトメーカー”で朝の定番を賢く節約
朝の定番・プレーンヨーグルトは、実はじわじわ値上げ傾向。消費量が多い家庭ほど、「ヨーグルトメーカー」を活用するのもおすすめです。

牛乳+種ヨーグルトで約1,000gを作ると、電気代や本体の減価償却を含めても市販より安くなるケースが多いとのこと(家族4人・毎朝100g想定なら、数カ月で本体代を回収できる試算)。
大量に作って小分けすれば、フルーツ・オートミール・蜂蜜で朝の一皿がすぐ完成。また、温泉卵やサラダチキン作りにも応用できるので“道具の元”が取りやすいのも嬉しいポイント。
もちろん一人暮らしや消費量が少ない場合は市販を選ぶ方が合理的。家庭の食べ方に合わせて“元が取れるか”を見極めるのが成功のコツですよ♪
(参考:毎朝食べればパフォーマンスアップ!「朝ヨーグルト生活」のすすめ)

一食たった50円!バター香るふわとろ「もやし卵とじ丼」で節約朝ごはん
おはようございます!料理インフルエンサーのきりんです♪この連載では「安く・手軽でおいしい朝ごはん」をご紹介しています。節約といえば…やっぱりもやし!どんな調理法や味付けで…
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毎日続けやすい「食費を下げる」工夫をご紹介しました。
節約は、我慢より“仕組み化”。まずは1つでも、できるところから試してみるのがおすすめです。ぜひ、気軽に始めてみてくださいね♪

