気づけば財布から消えてしまうコンビニ代や、なんとなく続けているサブスク…。毎日のちょっとした「無駄」が積み重なると、知らないうちに大きな出費になってしまいますよね。
秋は気持ちを新たに生活を見直すのにぴったりな季節。今から無理なく始められる習慣を取り入れれば、年末年始に向けて家計の余裕もぐんと広がります。
今回は、ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子さんが提案する、今日からできる“節約術”を3つご紹介します。
【1】衝動買いを防ぐシンプル習慣3つ
買うつもりがないのに気づけばレジに並んでいた…そんな経験、ありませんか?ストレス解消のつもりが、後で「無駄だったかも」と感じることもありますよね。

そんな衝動買いを防ぐには、次の3つの習慣が効果的です。
- 48時間ルール:欲しいものはすぐに買わず、2日間おいてから判断。冷静さを取り戻せます。
- 買い物リストの活用:買う物を事前に決めておけば、スーパーやネットショップでの“つい買い”を防げます。
- 時間とお金を意識する:6,000円の服なら「何時間働いた対価か」を考えてみると、必要かどうかを見直せます。
小さな工夫ですが、続けることで自然と無駄遣いが減り、お金が手元に残りやすくなりますよ。
(参考:無駄遣いを防ぐ!FPが教える「衝動買い」を止める3つのストップ術)
【2】冷蔵庫の整理で“見えない無駄”を減らす
食費のやりくりは毎日の大きな課題。けれど冷蔵庫の中を少し見直すだけで、無駄をグッと減らすことができます。

稲村さんによると、特に「お金が貯まる人」の冷蔵庫には、こんなものが少ないそうです。
- 市販のたれのびん:家の調味料を組み合わせれば代用可能。使い切れずに残るのを防げます。
- お弁当についてきた調味料:溜め込まず、早めに普段の料理に使い切るのが正解。
- 使いかけの粉類:ホットケーキミックスや天ぷら粉などは開封後に劣化しやすく、常備せず小分け購入がおすすめ。
- こだわり調味料:ゆず胡椒やXO醤などは出番が少なく、結局捨てることに。買うなら“使い切れる量”を。
冷蔵庫をすっきりさせると、食品ロスが減るだけでなく、買い物の仕方も自然とスマートになり、家計にゆとりが生まれます。まずは冷蔵庫の整理から始めてみましょう。
(参考:ムダなく使って節約!お金が貯まる人の冷蔵庫に「ない」もの4つ)
【3】節約にも安心にも!100均でそろえる消耗品
物価高の今、頼れるのが100円ショップ。特に節約上手な人が上手に取り入れているのは「毎日使う消耗品」です。

稲村さんのおすすめアイテムは次の5つ。
- クッキングシート:お菓子作りやお弁当に大活躍。コスパ抜群で惜しみなく使えます。
- 乾電池:防災用にまとめ買いがおすすめ。非常時に備えてストックしておくと安心。
- アウトドア用品:紙皿や携帯トイレなど消耗品は100均で十分。無駄な出費を抑えられます。
- 文房具:レターセットや付箋などは手頃でストック向き。ちょっとした一筆があると便利です。
- ラッピング用品:袋やリボンを常備すれば、急な手土産やお菓子のおすそ分けにも対応できます。
どれも手に入りやすく、節約はもちろん防災や日常生活の安心にもつながるアイテム。100均の活用は、まさに無駄ゼロ習慣のひとつです。ただし、安いからと「あれもこれも…」と買い過ぎないように注意したいですね。

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お金を貯めるのは「大きな我慢」ではなく、小さな習慣の積み重ねが大切です。
できることから一つずつ取り入れていけば、未来の安心につながります。今日から気軽に始めてみませんか?

