おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ:「紅葉狩りマナー」
秋の行楽といえば“紅葉狩り”。今年は出かける予定はありますか?
今回は、美しい紅葉をみんなで楽しめるように、紅葉狩りで意識したいマナーについて一緒に確認しましょう。

紅葉狩りの由来
紅葉を楽しむ文化は、奈良時代から平安時代にかけて、貴族たちが美しい紅葉を鑑賞しながら和歌を詠むなどして楽しんだことが始まりとされています。庶民に広がったのは江戸時代中期ごろといわれています。
紅葉を見に行くことを「紅葉狩り」と言いますが、どうして「狩り」と言うのでしょうか。
「狩り」には「鳥や獣を捕らえること」のほかに、「花や紅葉をたずねて鑑賞する」という意味もあります。諸説ありますが、当時、貴族は自分の足で歩くことが下品とされ、外出は牛車が一般的でした。紅葉を鑑賞する山道は牛車では進めないため、「狩り」に見立てて「紅葉を狩りに行く」と言い換えたそうです。狩りだったら歩くのは仕方がありませんもんね。
紅葉狩りのマナー
- 紅葉を折らない・ちぎらない
枝や葉を折ったりちぎったりすると、自然を傷つけてしまいます。写真映えも大切ですが、鑑賞のみに留めましょう。 - ゴミを捨てない
ゴミはゴミ箱へ。設置がない場所では全て持ち帰りましょう。景観を損ねるだけでなく、動植物にも影響を及ぼす場合があります。 - 立ち入り禁止区域に入らない
危険防止や植生保護のためのロープ・柵の内側には絶対入らないようにしましょう。 - 写真撮影は周囲に配慮する
混雑している場所では、他の方の邪魔にならないよう短時間で済ませましょう。

紅葉狩りで注意したいこと
- 野生動物への注意
最近はクマの出没情報も聞かれます。最新情報の確認をして、山深い場所では、野生動物との遭遇に対する安全対策も怠らないようにしましょう。
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いかがでしょうか。自然への敬意と周りの人への思いやりを持って、楽しい時間を過ごしてくださいね。
それでは、また次回!Have a ごきげん day!
このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!

