朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『雨音を、聴きながら。』。
川上未映子、木下達也、江國香織、燃え殻、長濱ねる、幸田文、向田邦子ら46人の書き手による「雨」にまつわるアンソロジーです。小説やエッセイ、短歌や詩など、雨を感じる作品をお楽しみください。

『雨音を、聴きながら。雨のアンソロジー』
出版社:大和書房
水玉のレインコートは文筆家・甲斐みのりさんの雨の日のお気に入り。祖母に買ってもらった子ども用のレインコートを二十歳近くまで大切に着た。「雨の日でも気持ちが曇らないためのお守り」として、今でも傘立ての横に置いてある。
作家の朝吹真理子さんは布製の傘よりビニール傘に惹かれるという。「ビニール傘は、とうめいな膜に包まれながらも世界にひらかれているという、あの、あいまいな距離が私は好きだ」。そして「雨降りの日には、みょうにスパムおにぎりが食べたくなる」——。
たしかに雨の日に限って味わいたくなるものがある。雨の日は、心の感じ方もいつもとちがう。そのことを子どもの時から知っている。だから雨の匂いがすると懐かしい気持ちがするのかもしれません。
夏の暑さに疲れて一日ゆっくり過ごしたい。そんな日の読書にオススメです。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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