朝を楽しむ朝時間アンバサダーのみなさんによるスペシャル連載コラム。今回は、手帳と向き合う朝習慣を大切にしているかなころさんが、「手帳習慣のハードルを下げる5つの工夫」をご紹介します。(第2回/全5回)
おはようございます。朝時間アンバサダーのかなころ(@kanakoro_no_ouchi)です。
「朝の手帳習慣を始めたいけど続かない」
「やりたいのに、できない」
そんな声をよく聞きます。
でも、その原因は意志の弱さではありません。そもそも“朝の習慣”のハードルが高すぎるのです。
朝の手帳習慣が続かない理由
たとえば、こんなことはありませんか?
朝起きたらお布団を整えて、深呼吸して、ストレッチして、コーヒーを淹れて、窓を開けて、手帳をきれいな字で書いて、カラフルに彩って、シールを貼って、たくさん書いて…。
理想の朝ルーティンは素敵ですが、「毎朝これだけ準備が整わないとできない」となると、自然とハードルが上がってしまいます。

準備や動作が多く、やることの分量が多すぎることが「やりたいのにできない」という気持ちを生み出しているのです。
できない日があるのは自然なことなのに、私たちはつい「できなかった=自分は続けられない人」と、いとも簡単にレッテルを貼ってしまいます。
でも、手帳はあなたを責めるためのものではなく、あなたの生活や行動、心を守り、安心するためのものです。
ハードルを下げる5つの工夫
だからこそ、まずは朝の手帳との向き合い方のハードルを下げることから始めましょう。
【1】前の晩にページを広げておく
朝、手帳を開こうとしてもできない日、ありませんか?眠くて気持ちがついていかず、手が止まってしまうことも。
だからこそ、朝は、夜準備しておいた手帳に「向かうだけ」に。

前日の夜に翌朝のページを開いたまま置いておけば、すぐに書き始められます。ページを探す時間も、迷う時間もゼロ。
たった数秒の差で、朝のスタートがぐっと楽になります。
【2】時間を決める

「書く内容は決まっているけど、時間をかけすぎて後で慌ててしまう」なら、朝の手帳タイムは〇分と決めて、タイマーをセットしましょう。
【3】書く場所は気軽に
必ずしも机に向かう必要はありません。ベッドの中やキッチンなど、気軽に書ける場所でもOKです。

【4】書けない日は“手帳の休日”と捉える
書けない=失敗ではなく「休養日」。「そんな日もある」と、あらかじめ自分に許可を出しておきましょう。そうすれば、書く日も書かない日も、どちらも自分にOKを出せます。翌日には、手帳を開く。そんな小さな一歩でも大丈夫。

【5】使うペンを決める

道具はシンプルに、朝はこれ1本と決めるだけで続けやすくなります。
小さく、ゆるく続ける
「ちゃんとやらなきゃ」と思うほど、手帳はタスク化してしまいがちです。
でも、小さく、ゆるく続けることで、手帳は本来の役割、【あなたの心と行動を整える道具】に戻ります。
朝からハードルを高く設定せず、完璧を目指さないこと。それが続けるコツです。
ハードルを低く設定して続けていくなかで、気持ちや生活の変化に合わせて、書く内容や時間が自然と変わっていくこともあります。
無理に増やそうとせず、その時々の自分に寄り添いながら進めていきましょう。
さて、明日の朝はどんな“ゆる習慣”から始めますか?

シリーズ「手帳と言葉でととのう朝習慣」~朝3分でOK!“今日のわたし”をひとことで書く~
おはようございます。朝時間アンバサダーのかなころ(@kanakoro_no_ouchi)です。朝、手帳を開こうとして「今日は書けないな」そんな気分の日、ありませんか?寝坊…
【プロフィール】かなころさん/Total life Harmonist/整理収納アドバイザー/フリーランス

パニック障害発症をきっかけに部屋と感情の整理を始めてから家が整い、体調も調っていくことを実感し人生が激変しました。 現在は東京新宿区を拠点に「モノと自分を調える整理収納」や「時間と感情を調える手帳」のおけいこ、そしてフリーランスママのためのスクールを運営しています。「人生、完璧じゃなくてもいい」がモットー。
■Instagram:@kanakoro_no_ouchi
■blog:https://ameblo.jp/karmar/
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