朝を楽しむ朝時間アンバサダーのみなさんによるスペシャル連載コラム。今回は手帳と向き合う朝習慣を大切にしている、かなころさんが、忙しい朝でも心を整える、シンプルでやさしい手帳術のアイデアをご紹介してくれます。(初回/全5回)
おはようございます。朝時間アンバサダーのかなころ(@kanakoro_no_ouchi)です。
朝、手帳を開こうとして「今日は書けないな」そんな気分の日、ありませんか?
寝坊した朝。気持ちが乗らない朝。子どもの支度に追われて、自分のことは後回しになってしまう朝。今は子どもたちが大きくなって、少し落ち着きましたが、私もほんの少し前まではそんな日ばかりでした。
書くことが「タスク」になってしまう朝に
そんなとき、手帳を開くことさえ重たく感じます。「書かなきゃ」と思った瞬間、本当は自分のこころや行動を整えるための手帳が、“タスクのひとつ”に変わってしまうから。
タスクのひとつになると、「やらなきゃ」という気持ちに追われて、途端に焦ってしまう。
だから私は、そんな朝こそ「今日のわたしはどんな自分で過ごしたいか?をひとこと書く」と決めています。
その日が始まる一番上のスペースに太字のペンで、しっかりと。時には、飲み物を飲みながら、朝ごはんをつまみながら、ゆるやかに。

「ひとこと」書くだけで、朝が整う
「朝からそんなに書けないよ!」
「何を書けばいいの?」
そんなときにも、これなら大丈夫。

たとえば、
「今日はあせらない。」
「眠い。でもやる。」
「マイペースでいこう。」
「口角あげて背筋を伸ばす」
ほんの10文字足らずの言葉です。でも、それを書くことで「今日の自分を意識するスイッチ」が入ります。

私たちはつい「もっとちゃんと書かなきゃ」と思いがちです。でも、手帳は誰かに見せるものではないし、こうしなきゃいけないという正解もありません。
書くという行為そのものが、どんな状態の自分でも受け止める、とても尊い時間だと思っています。

小さくてもいい。短くてもいい。何も浮かばなければ「今日は浮かばない」で、いい。それもちゃんと“自分”です。
大切なのは、朝のひとことで「今の自分に気づいてあげること。」モノの片づけと同じで、頭の中の気持ちも出してみないとわからないから。

***
それが、私にとっての小さな「整え習慣」です。
さて、今日のあなたは、どんなひとことから始めますか?

心と暮らしが整う。「整理と手帳」で始める私らしい朝習慣
かなころさんの「心と暮らし」を整える、大切な朝時間のルーティンとは?
【プロフィール】かなころさん/Total life Harmonist/整理収納アドバイザー/フリーランス

パニック障害発症をきっかけに部屋と感情の整理を始めてから家が整い、体調も調っていくことを実感し人生が激変しました。 現在は東京新宿区を拠点に「モノと自分を調える整理収納」や「時間と感情を調える手帳」のおけいこ、そしてフリーランスママのためのスクールを運営しています。「人生、完璧じゃなくてもいい」がモットー。
■Instagram:@kanakoro_no_ouchi
■blog:https://ameblo.jp/karmar/
朝時間アンバサダーとは
朝を楽しく心地よく過ごすヒントを届けるウェブマガジン「朝時間.jp」と共に、朝時間の過ごし方や朝の楽しみを発信する公式「朝時間アンバサダー」。様々なライフスタイルの中で朝時間を楽しんでいる方々です。
朝時間アンバサダー一覧:https://asajikan.jp/ambassador_2025
コラム一覧:https://asajikan.jp/asabijin/ambassador_morning/
スペシャルコラム一覧:https://asajikan.jp/asabijin/ambassador_special_column/

