おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ:相手のお名前を思い出せない…そんな時はどうする?
「○○さん、お久しぶりです!」と声を掛けられたときに、「あれ?この方のお名前、何だったっけ…」「顔は覚えているのに、名前が出てこない!」…こんなことはありませんか?
「自分の名前は覚えてくれているのに…」と申し訳なく思ってしまいますよね。
お相手の名前は覚えていたほうがベターですし、印象の良さにもつながります。今回は、話しかけてきた方の名前が思い出せないときの対処法について、一緒に考えましょう。
名前が思い出せない時の、一般的な対処法
- 下の名前を伺ってみる
例えばこういう形で、相手のお名前を伺うことができます。
自分:「すみません、お名前は確か…」
Aさん:「鈴木です」
私:「ありがとうございます。名字は覚えているのですが、下のお名前は何でしたっけ」
このやり取りなら、名字も下のお名前も確認することができますね。
- 再度、名刺交換をお願いする
例えば「前回から時間が経っているので、もう一度名刺を交換させていただけませんか?」と、名刺交換をお願いする方法もありますね。
ビジネスでの繋がりの場合は特に、お互い名刺が新しくなっていたり、役職が変わっていたりすることもあるので、2回目の名刺交換はよくあります。
ただし…これらの聞き方は、お相手によっては「私の名前、覚えていないな」と感じ取ってしまうこともあります。
では、どのようにすれば良いでしょうか?
【対処法 その1】1対1の場合
相手のお名前を忘れた、または思い出せない場面。どんなに取り繕っても、お相手にはバレてしまいます。
そんな時は、思い切って正直に「あ!え~っと…ごめんなさい、お名前は何でしたっけ?」や「申し訳ございません、もう一度お名前を教えていただいてもよろしいでしょうか」と伺いましょう。
教えていただいたら、「そうでした!○○さん!すぐに思い出せなくてごめんなさい(申し訳ございません)。」など、さわやかに明るく伝えましょう。
相手の方の性格や関係性によっては「失礼かも…」と気になるかもしれませんが、特に1対1の場合は、素直に伝えて謝るほうがよいこともあります。
【対処法 その2】複数人がいる場合
対処法その1のように、素直に伝えるのもよいのですが、もしその場所に他に人がいる場合は、誰かがその方の名前を呼ぶまで様子を伺うのも良いでしょう。
その場合は、お名前を聞き逃さないよう、会話をしっかりと聞いておく必要があります。
また、メンバーによっては、お相手にわからないように、こっそりお名前を教えていただくのもよいかもしれません。
お相手に同じ思いをさせないために
逆に、お相手があなたの名前を覚えていないこともあるかもしれません。数回しかお会いしていない方や、久しぶりにお会いした方にこちらから声を掛けるときには、相手を困らせないよう
「鈴木さん、(◯◯でご一緒した)林です。ご無沙汰しています。」など、お相手は覚えていない、という前提で名前と一緒にご挨拶をしましょう。
◯◯でご一緒した、や、△△でお世話になった、など、お相手が思い出しやすいエピソードを付けられると、さらに良いですね!
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いかがでしょうか。
「名前なんだったかな」と思いながらだと、その方とのせっかくの時間を十分に楽しむことができませんよね。困った場面に遭遇したときは、上記の対処法を参考に、早めにモヤモヤした気持ちを解消しましょう!
それでは、また次回!Have a ごきげん day!
☆このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!