おはようございます。朝時間アンバサダーで、ダイエットインストラクターの岩瀬結暉です。
ホルモンバランスが崩れて、食欲が抑えられないと聞いたことはありますか?
食欲を抑えるホルモンといえば、「レプチン」。このレプチン、実は、食生活で整えられます。
レプチンの役割と、過食との関係
レプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、満腹感を脳に伝える役割があります。レプチンが正常に機能していると、食事量を調整し、過剰なカロリー摂取を防ぐ働きがあります。
高カロリー食による「レプチン抵抗性」が過食の原因に
スナック菓子やスイーツ、ジャンクフードなどの高カロリー食品を頻繁に摂取すると、体脂肪が増え、血中のレプチン濃度も上昇します。
過剰なレプチンが慢性的に存在すると、脳がその信号を受け取れなくなり、レプチン抵抗性という状態が発生します。よって、脳が「満腹」と認識できなくなり、過食の原因になるのです。
「高血糖」で、効果が低下
ジャンクフードに含まれる精製された糖質は、血糖値を急上昇させ、その後急降下させます。
血糖値が下がると空腹感が強まり、食欲を抑えるホルモンであるレプチンの効果が弱まる可能性があります。
ジャンクフードを食べすぎるとはたらきが阻害される
ジャンクフードに含まれるトランス脂肪酸や添加物は、体内で慢性的な炎症を引き起こします。炎症が増えると、レプチンの信号伝達がさらに阻害され、レプチン抵抗性を悪化させます。
逆にいうと、ジャンクフードの摂取を控えることで、レプチン感受性の回復し、脳が満腹信号を受け取りやすくなり、食欲が適切に調整されます。
過食が抑制され、脂肪の蓄積が減少、炎症の軽減され、健康的な代謝が促進されるようになるのです。
お菓子を食べたい時は、健康的な代替案を!
ダイエット中なのにお菓子などを食べたい欲求がある場合は、以下の代替食品を検討してみましょう。
- ナッツや種子類(塩分控えめのもの)
- フルーツ(血糖値は上がりやすいですが、ジャンクフードより良いです)
- 野菜スティックとディップ(アボカドディップやフムスなど)
- 無糖ヨーグルトに蜂蜜をかけたもの
- 卵と豆乳で作ったプリンにメープルシロップをかけたもの
など
スナック菓子やスイーツは、短期的には満足感を与えるかもしれませんが、長期的にはレプチン抵抗性を引き起こし、過食や体重増加につながる可能性があります。
これらを一度やめたら、前ほど欲しくなくなることがあります。これは、レプチンが正常に働き始めるからなのです。
お菓子やジャンクフードは、たまに食べるには問題ありません。けれども、日常的に食べるくせがついていて、食欲を抑えたいと考えている場合は、まずはジャンクフードをやめてみると良いかもしれません。

ストレスによるジャンクフード欲を抑える!5つの対処法
ご質問がございましたら、私のInstagram(@yukinyansa)のダイレクトメッセージにご連絡くださいませ。
☆この連載は【隔週火曜日】更新です。次回もどうぞお楽しみに!