みなさんは、太る原因をご存知でしょうか?食べすぎ、運動不足、体質、あとは何があるでしょうか?全て原因として正しいです。
太る5大原因
太る原因は大きくわけると5つあります。痩せるためには、太る原因を作らないことが大切です。そして、この原因を取り除くことができると、リバウンドしにくく太りにくい体質になります。
- 食べ過ぎ(暴飲暴食による摂取カロリーオーバー)
- 老化や運動不足による基礎代謝量の低下
- 慢性の便秘
- ホルモンや自律神経のバランスの崩れ
- 食事の変化による微量ミネラルの不足
今回は、①の食べ過ぎ(暴飲暴食による摂取カロリーオーバー)にフォーカスして、食べすぎの原因とその予防方法について、伝えしたいと思います。食べすぎが原因ならば、食べなければ良いですよね。しかし、ご存知のとおり、食欲を抑えるのはとても難しいことです。
特に肥満は本人の意志が弱いからと思われることもあり、自己嫌悪に陥ったり、周りの目が気になったりと一人で辛い思いをすることも。その結果、ストレスを感じやすくなり、ますます痩せにくくなることさえあるんです。
今回は、原因の一つである「食べすぎ」を防ぐ方法をお話したいと思います。では、なぜ食べ過ぎてしまうと思いますか?
ストレスにより食欲増加。ストレスをためない生活を。
本来、普通に暮らしていれば必要以上に食べたくなることはありません。ところが、ストレスを受けると脳の視床下部という部分から「コルチゾール」という物質が分泌されます。
このコルチゾールは、食欲を増進させる働きがあり、ストレスによる「ドカ食い」の原因に。
さらに、このストレスを緩和するために出てくる、脳内物質の一種である「セロトニン」。精神を安定させる働きがあり、甘い物を食べるとセロトニンの量が増えるという特徴を持っているんです。ストレスが加わると、甘い物を食べたくなるのは、理由があったのですね。
甘いものを食べること以外で、ストレスを解消させる方法を考えて見ましょう。
セロトニンの原料となるトリプトファンが含まれる食材(牛乳・チーズ・ヨーグルトなどの乳製品、豆腐・納豆・しょうゆ・味噌などの大豆製品、カツオ・マグロなどの魚類、アーモンド・ピーナッツなどのナッツ類)を良く食べ、太陽の光に当たることで増やすことができます。
また運動や趣味に没頭することもストレス緩和に役立ちます。
生理前に増える食欲の抑制方法。
生理理前に黄体期(14日間)の期間があります。この時期「プロゲステロン」という物質が体内に増えます。プロゲステロンには体内に栄養分を溜め込もうとする働きがあり、その結果、食欲が増すといわれています。
また身体的・精神的にも不安定になりやすいので、この時期は特に太りやすくなります。
この時期の過ごし方としては、太りやすい時期だと意識することが大切です。リラックスするハーブティーや、ヨガなどに取り組んだり。食べたものをノートに書く(食生活日誌)ことで食べすぎに気がつき、書いているだけで落ちつくこともあります。
このノートに書く方法は病院で過食症の治療にも用いられることもあるほど効果があるのですが逆に食欲が増してしまうこともあり向き不向きがあると言われています。数週間やってみて、ドカ食いなどが減るかどうか試して決めてください。
寝不足が食欲を増している人も
食欲の発生と関わりのあるホルモン、「レプチン」と「グレリン」。寝不足はこの二つのホルモンのバランスを崩すといわれています。そのため(人によっては痩せるようです)、睡眠不足は肥満の原因になっていつこともよくあります。
アメリカの複数の大 学における研究では、睡眠時間の短い人の方が、食欲増進作用のあるレプチンの量が多くなり、食欲抑制作用のあるレプチンの量が少なくなるという結果が出ているそうです。
いかがでしたか?今回は、食べすぎてしまう原因と対策について書きました。黄体期は特に太りやすい時期なので、睡眠をしっかりとり、食べ過ぎてしまう方は食べたものをノートに書くと食べすぎを防ぐことが出来ます。
また、ストレスからくる食べすぎも侮れません。ハーブティーや、ヨガ、散歩や運動などを積極的に取り入れることで、ストレスをためない方法を自分なりに見つけておくとよいかもしれません。