痩せたいならしっかり眠るべし!ダイエットと睡眠の関係とは

 

連載「教えてユミ先生!睡眠のお悩み解決室」では、気持ちのいい朝に欠かせない「睡眠の悩み」を解決するヒントを、日本睡眠改善協議会認定・睡眠改善シニアインストラクターの竹内由美さん(ユミ先生)に教えていただきます

今回のお悩みテーマは…ダイエットと睡眠の関係〜前編〜

(お悩み)外出自粛や年末年始の食べすぎが原因で太ってしまいました。生活習慣を整えて自然にダイエットしたいのですが、寝るor寝ないのではどちらが痩せるのでしょうか?昔から「眠らないほうが痩せる」というイメージがありますが、「睡眠ダイエット」という言葉を耳にすることもあり…。ダイエット中の睡眠ルールが知りたいです!

きれいに痩せたいなら…しっかり眠るべし!

女性のくびれ

「春までに痩せたい」「薄着シーズンまでに引き締めたい」…年始は特にダイエットが気になるシーズンですよね。

ダイエットと睡眠に関して言うと、横になってダラダラするよりも起きて活動するほうが太りにくいのは事実ですし、夜も眠らずに起きていたほうがエネルギー消費が増えて痩せそう…と思われる方が多いようです。でも、身体の仕組みから言えば、眠らないと、太りやすくなってしまいます。

確かに、研究やプロジェクトに集中するあまり、何日もほとんど食べず・眠らずの生活をして痩せてしまった…という科学者の方などもいらっしゃいますが、皆さんはほとんど食べない生活を続けられますか?また、毎日2~3時間の睡眠で何日も頭や身体を活発に働かせるでしょうか?

答えはNo。睡眠は健康的なダイエットに必要不可欠なのです。

ベッド

ダイエットの最終目的は体重を落とすことではなく、きれいに、いつまでも若々しく、そして健康的になることではないでしょうか。

そんな自分を目指す方には、規則正しい生活が一番。栄養バランスを考えた腹八分目の食事、起床時刻を決めた7時間適度の睡眠、そして適度な運動に勝るものはないのです。

食べず・眠らずの生活で体重を落としても、不健康で活動できない体になってしまいます。

眠らない過激なダイエットにはリバウンドの可能性が

体重を計る女性

私たちの身体には、ホメオスタシス(恒常性を保つ)という働きが備わっています。そのため、何かでバランスが崩れると、身体が自身を元に戻そうと働きます。

つまり、過激なダイエットをすれば一時的には痩せられるかもしれませんが、それをやめた途端、一気に太ってしまう反動が出ることがあります。いわゆるリバウンドと言われる状態です。

このリバウンドを繰り返していると、だんだん痩せにくくなったり、栄養の偏りで骨粗しょう症やホルモンバランスの崩れなど、健康を害してしまうことも…。食べず・眠らずの過激なダイエットには注意しましょう。

睡眠がダイエットに繋がる理由って?

眠る女性
日中食べずに過ごすことはなかなか辛いものですが、睡眠中は食べずに過ごせます。22時に寝て6時に起きれば、太りやすいと言われる夜の時間に食事をしないで済みますし、8時間は食べずに胃を休められます。

さらに、十分な睡眠をとることで疲れが解消され、日中は体も頭も活発になってエネルギー消費量もアップ。ストレスも軽減されるので、快適に過ごせます。

睡眠不足の人は疲れが蓄積するため、日中の活動量が低下。ストレスも溜まりイライラしやすく、やけ食いしてしまうことも増えますよ。

つまり、楽に痩せたい人こそ睡眠は大切!

後編の記事では、ダイエット中の食事のコツや、眠る前のおすすめ行動などをご紹介します。

☆後編は、1月26日(月)朝4時に公開予定です。

 

この記事を書いた人
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Written by

睡眠改善シニアインストラクター 竹内由美

日本睡眠改善協議会認定・睡眠改善シニアインストラクター。日本産業カウンセラー協会認定・産業カウンセラー。
米国Mary Baldwin College心理学科卒業。フリーの編集ライターとして美容や健康などに関する記事に携わり、その経験から睡眠やメンタルヘルスの重要性に気付き、上記の資格を取得。忙しい現代人にこそ良質な睡眠が大切だと、雑誌や講演活動などを通して睡眠について伝えている。
著書には「眠りダイエット」(文芸社)がある。

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