冬こそ毎朝!疲労回復、整腸作用、自律神経を調える「温活味噌汁」2レシピ

 

おはようございます。野菜料理家やのくにこです。

この連載では、簡単でおいしく、からだにやさしい朝ごはんのレシピをご紹介します。

身近な発酵食品で簡単に作れる「味噌汁」

鎌倉時代から味噌は日本人に親しまれていたといわれている、最も身近な発酵食品です。日本人の健康と食文化を作り上げてきた味噌汁こそ、体調を整える一番の食事です。

戦国武将たちは戦場での食料に乾燥させた味噌を携帯していたとも言われています。その頃から、各地で特徴のある味噌が作られ、現在もその土地によって米味噌、豆味噌、麦味噌、信州味噌や仙台味噌など材料や発酵期間で味わいや色が変わって各地で特色のある味噌汁が作られています。

味噌汁は、なんといってもだしが決め手です。関東はかつおだし、関西は昆布だしと言われますが、どちらもだしの素を使わずとも手軽にとれますよ。

私流。毎朝の手軽なだしの取り方

お味噌汁2人分で、かつおだしは、鍋に水を300ml入れ、ひとつまみのかつおぶしを加えて沸騰させたら、30秒置いてザルで濾すだけ。昆布だしは5cm程度に切った昆布を蓋つきの容器に入れ、冷蔵庫で一晩置きます。朝にそのまま鍋に入れ、ひと煮立ちしたら昆布を取り出せば完成。

このように、手軽においしい、そして体に良い栄養たっぷりのだしが取れます。

だしをとるのが面倒な場合は、もちろん、顆粒だしやだしパックなどを活用してもよいですよ。

そして、味噌汁の具材は、冷蔵庫にあるものなど何でもOKです。

この記事では、風邪予防におすすめの体を温める「すりおろし生姜」を使った「温活味噌汁」を2品ご紹介します。(すりおろし生姜はすりおろして清潔な瓶に入れると、冷蔵庫で一ヶ月保存できます。お得でおいしいので、冷蔵庫に常備することをおすすめします)

生姜の保存方法に驚き!?乾燥した喉を潤す「ハニージンジャードリンク」

その都度、生姜をすりおろすのは面倒ですよね。その上、野菜室に保存するといつの間にかカビが生えていることも。

そこで、冷蔵庫で約3ヶ月は持つ、生姜の保存方法をご紹介します…

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まずは、包丁とまな板を使わない味噌汁の作り方です。

しょうがでぽかぽか♪「なめこと油揚げの味噌汁」

なめこと油揚げの味噌汁

材料(2人分)

  • なめこ 70g(お好みの量でOK)
  • きざみ油揚げ 30g(カットしたもの)
  • すりおろし生姜 小さじ1/2
  • 水 300ml
  • かつおぶし 5本の指でひとつまみするくらい(3g程度)
  • 味噌 大さじ1

作り方

1) 鍋に分量の水とかつおぶしを入れ、中火で加熱し沸騰したら火を止め…

だし

30秒置いてザルで濾す。

だし

だし汁を鍋に戻す。

2) なめこは洗って(1)に入れ、油揚げ、すりおろし生姜も入れる。中火で2分加熱したら、味噌大さじ1を溶き混ぜる。(小さい泡だて器で混ぜながら入れると、味噌がだまにならず溶けます)

きざみ揚げ

最近は油抜きも不要で千切りにしてある油揚げが売られているので、忙しい朝はこういう便利な商品を活用するとよいですね。これがあれば、包丁もまな板も使わずにお味噌汁が仕上がります。

味噌汁は前の日の鍋の残り物も使えますよ。次は、おでんの残りのお豆腐を活用した味噌汁です。

おでんや鍋の残りで作る「豆腐としめじと玉ねぎと白菜の味噌汁」

豆腐としめじと玉ねぎと白菜の味噌汁

材料(2人分)

  • 白菜 1枚
  • しめじ 50g
  • 玉ねぎ 30g
  • 豆腐 100g
  • すりおろし生姜 小さじ1/2
  • 味噌 大さじ1
  • 水 300ml
  • 昆布 5cm

作り方

1) 昆布は水に一晩浸しておく。鍋に入れて沸騰したら火を止め、昆布を取りだす。

2) 白菜と玉ねぎは千切り、しめじは洗って軸を切る。豆腐は半分に切る。すべて(1)の鍋に入れ、沸いたら中火で3分加熱する。

3) 白菜と玉ねぎがやわらかくなったら、味噌を溶き混ぜる。

味噌汁

前日に具材を切って保存容器などに入れておくと、翌朝は手軽に具沢山の味噌汁が作れます。

その他にも、こんにゃくやごぼう、人参、里芋に厚揚げ、キャベツにトマトなど何でもおいしく仕上がります。

味噌汁の具が冷蔵庫にない時や、手軽に作りたいときに私が活用するのは、この2つ。

みそ汁の具、カットわかめ

鍋に直接振り入れるだけで作れるので便利です。あとはだし汁と味噌とすりおろし生姜さえあれば、体調管理抜群の朝ごはんになります。

ごはんとお味噌汁があればとりあえず、忙しい朝も体調管理ができます。水分補給や塩分補給そして、味噌のたんぱく質や野菜の食物繊維なども取れます。

我が家は毎年1月にお味噌を手作りします。少量でも作れますので、挑戦してみたい方はこの記事を参考にしてくださいね↓

少量だから初めてでも失敗しにくい!「手づくり味噌」レッスン♪

味噌は大豆と麹と塩だけで作る発酵食品です。我が家は米麹を使いますが、麦麹や大豆?などで作ると味わいも変わります。塩の量も様々で、北日本は多めで辛め、西日本は少な目で甘めと…

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味噌には腸内環境を整える働きがあり、生活習慣病の予防や老化防止にも効果があると言われています。今年の冬は「温活味噌汁」で乗り切りましょう!

その他のお味噌汁はこちらから↓

【オクラの味噌汁】

https://ameblo.jp/atelieryano/entry-12860894959.html

【ありあわせのとん汁】

https://ameblo.jp/atelieryano/entry-12864842644.html

次回は「おうちで手軽にクリスマス料理を作ろう!」をご紹介します。時間がない時に、朝ごはんにも作れる一品です。

☆この公式ブログは<毎週火曜日>に更新します。どうぞお楽しみに。

 

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からだにやさしい朝ごはんレシピ

料理家 やのくにこさんによる、野菜たっぷりの美味しい朝ごはんや休日ブランチ♪
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野菜料理家 やのくにこ

野菜不足解消の料理教室やテレビ、ラジオ、新聞、雑誌等で農家さんを取材し「食べて農家応援」の活動をしています。6次産業化プランナー(愛媛県)、地域活性化伝道師(内閣府)。

お腹がすいて目覚める朝は、自分の身体が健康だなと確認するバロメーターです。毎日を心地よくたくましく過ごすために、野菜たっぷりの美味しい朝ごはんやお休みの日のブランチをお伝えします。

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