節約を始めたいけど、どこから手を付けたらよいか分からない…。そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか。
難しい管理をせずとも、毎日の生活の中でちょっとした工夫を取り入れるだけでも十分節約につながります。
今回は、ファイナンシャルプランナー 稲村優貴子さんの連載の中から、無理なく始めやすい「節約術」を3つご紹介します♪
まずは、支払方法に関わらず「支出を把握」すること
クレジットカードやスマホ決済などキャッシュレス化が進み便利になったことで、支出を把握しにくくなったという一面もあります。
節約のためにも、まずは支出を把握することから始めましょう。
稲村さんのおすすめは2つ。
【1】一日3分、お財布の中身を確認して、書き出す
支払い方法に関わらず、お金を払ったときは必ずレシートをもらう習慣をつけましょう。キャッシュレスでも、レシートや紙で残すと支出が明確になります。
内容は
「コンビニ 300円」
「スーパー 1,756円」
など、店名と金額のみでOK。
1日3分と時間を決めて、手帳やカレンダーに書き込みましょう。書く時間帯は自由ですが、習慣にするためにも毎日同じタイミングにすることがおすすめ。
【2】一週間ごとに合計額を出してみる
毎日記録した内容を週末に合計すると、一週間の支出が把握できます。これを続けることで、一カ月の支出の管理もラクになります。
便利な支払い方法が増えて支出が見えにくくなったからこそ、習慣にしておきたいですね。節約の最初の一歩です!
(参考:キャッシュレス時代に!毎月の支出を把握するシンプルな方法)
家計費節約につながる「サバイバルDay」を設ける
現金が手元に無くても買い物ができるスマホ決済は、便利な反面「なんとなく」買い物をしてしまいがち。無駄な浪費を避けるためにもお金を使わない「サバイバルDay」を設けてみましょう。
例えば、
- 外出にはマイボトルを持参する
- 家にある食材で献立を考えてやりくりする
- ランチは外食はせずお弁当を持参する
など。
家にある食材で料理する必要があるので、賞味期限切れになってしまいがちな缶詰や乾燥麺など乾物類を無駄なく使い切れるというメリットも◎
毎週〇曜日と決めずに週に1回チャレンジする…など、少しゆるい設定にするのがポイント。サバイバルゲーム感覚で楽しみながら挑戦するようにしましょう。
今日はお金を使わなかった!という達成感が得られるので楽しみながら続けられますよ。家族と一緒にチャレンジするのもよいですね。
(参考:今日から実践!家計費節約につながる「サバイバルDay」のすすめ)
「食品ロス」を防いで食費を削減
自分で買った食品なのに、使い切れずに捨ててしまうこと…ありませんか?
安い食材を買うためにスーパーをはしごするよりも、まずは食品ロスや廃棄を防ぐことで食費の節約を心掛けましょう。
稲村さんの実践するポイントは3つ。
- 【1】おまとめ割引に誘惑されない
- 【2】冷凍保存食品は月に1回チェックする
- 【3】食べきれる分だけ作る
例えば2つ買えば割安という特売。一見お得ですが、使い切れなければ廃棄になります。たくさんあっても冷凍すれば大丈夫!とストックする方は多いですが、使い切れずに冷凍庫に眠っている…というケースもよくありますよね。
食材を保存したり作り置きする場合も、まずは自身がおいしく使い切れる量を知ることが大切です。
適量を知ることで、無駄買いや食品ロスの予防につながります。目の前のお得感に惑わされない目安を持つようにしたいですね。
(参考:食品ロスは4兆円!?物価上昇に負けない「食費の節約術」3選)
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家計管理初心者さんでも試しやすい「節約術」をご紹介しました。
どのアイデアもちょっとしたこと。これらを意識して実践すれば節約につながります。ぜひ参考にしてみてくださいね♪