おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載では、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマで、お金にまつわるコラムをお届けします。
食品ロスは4兆円!?物価上昇に負けない「食費の節約術」3選
自分で買った食品なのに、使い切れずに捨ててしまうこと…ありませんか?
2022年度の、店舗や家庭で食べられるのに廃棄された食品は472万トンで、経済損失は4兆円に上ると、6月21日に発表されました。
(参照:消費者庁 令和4(2022)年度食品ロス量推計値の公表について)※PDFが開きます
この推計値を国民一人あたりに換算すると、経済損失は年間32,125円に相当します。驚くほどの金額ですよね。
最近は食品ロスの問題は小学生でも教わっていて、家庭でも食品ロス解消を意識している方が増えていると思いますが、さらに廃棄を減らすことで食費節約につながっていくと考えられます。
ということで今回は、食品ロスや廃棄を防ぐことで食費を節約するヒントを3つお伝えします。
【1】おまとめ割引に誘惑されない
「2つ買えば割安」という特売はよくありますね。それにつられて、まとめて食材を買ったはいいものの、使い切れなければ結局、廃棄することになってしまいます。
廃棄を防ぐためには、食材は使い切れる分だけ購入するのがお得といえるかもしれません。(賞味期限内に確実に使い切る予定がある場合は、もちろんおまとめ割引はお得です)
【2】冷凍保存食品は月に1回チェックする
野菜、肉、魚、作り置きおかずを冷凍保存したまま、忘れることはありませんか?
冷蔵庫のような頻度で開けることはなく、他の冷凍品に隠れてしまうと迷宮入り。しまいには、化石(?)と化した数カ月前の食材を発掘してしまうことになってしまいます。
月に一回、給料日前日など決まった日を作り冷凍保存食材を使い切るようにしましょう。
【3】食べきれる分だけ作る
作り置きをしておくと日々の食事準備が楽になりますが、飽きてしまったり使い切れないこともあります。
作り置きをする場合でも、保存期限内に食べきれる分だけ作るようにしましょう。また、冷凍庫と同じく、冷蔵庫の中の調味料、ジャムなどの消費期限チェックも行い廃棄防止に努めましょう。
まとめ
私自身、作り置きしておいたおかずを家族が食べてくれず、保存容器から生ごみとして廃棄することがあります。そんな廃棄をなくそう!と、自分に言い聞かせながら記事を書いて、でお伝えしています。
節約のためだけでなく、食品には大切な命をいただいている、という感謝を忘れず、大事に食べ切るようにしたいですね!