おはようございます。野菜料理家やのくにこです。
8月後半になっても、残暑が厳しい毎日が続きます。熱中症対策のために、適度な塩分と水分補給を大切にしたいですね。
この時期におすすめの朝ごはんメニューの1つが、「冷や汁」。冷や汁とは、だし汁と味噌と炙った魚のすり身で味付けして、薄切りのきゅうりをたっぷり入れた夏に食べる郷土料理です。今でも、宮崎県をはじめ全国でご当地「冷や汁」があるほど、各地で食べられています。
今回ご紹介するのは愛媛で「さつま」と呼ばれている郷土料理の「冷や汁」の作り方です。
意外と手軽に作れて驚くほどおいしいので、食欲のない日や胃の調子が悪い時などにもぜひ食べてくださいね。朝ごはんに元気パワーをつけたいときにもおすすめです。
愛媛の冷や汁は、鯵や真鯛を使うことが多いのですが、今回は特に朝食でなじみのある「鮭」で作ってみました。魚のすり身を炙るかわりに、鍋で焼き目をつける方法を使い、手軽に作れるよう工夫しました。
きゅうりたっぷり!暑さを癒す夏の朝ごはん「冷や汁」
材料(2人分)
- 冷えたご飯 お好みの量
- 鮭 30g
- きゅうり 1/2本
- 青じそ 2枚
- 木綿豆腐 100g
- だし汁 300ml
- すりごま 小さじ1
- すりおろし生姜 小さじ1/4
- 麦みそ 大さじ2 ※麦みそがない場合は普段お使いの味噌でもOK
作り方
1) だしパックなどでだし汁を取り、冷蔵庫で冷やしておく。
※顆粒のだしを水に溶かして、氷を入れて使ってもOK
2) 鮭をグリルで焼いて骨と皮を取り、ほぐしてすり鉢に入れ身をほぐすように擦る。味噌を加え一緒に擦る。小鍋に入れて混ぜずに薄くのばし、中火で焦がすようにする。香ばしい香りがしてきたら、すり鉢に戻す。
※すり鉢が無い場合は、包丁で味噌と一緒に細かく刻んでもOK
3) きゅうりを薄く輪切りにして、青じそを千切りにする。(2)のすり鉢に入れる。
4) 木綿豆腐を手でちぎりながら(2)のすり鉢に入れ、すりごまとおろし生姜とだし汁を加え混ぜる。
5) 冷えたご飯にかけて食べる。
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本来は冷えた麦飯にかけて食べるのですが、熱々のご飯にかけてもおいしいです。冷や汁なので、冷えたご飯にかけるとよりさらさらっと食べやすいですよ。
私は真鯛で作ることが多いのですが、鮭やなじみのある白身魚、青魚などでもOKです。
(※真鯛で作った冷や汁)
こんにゃくやみょうが、みかんの皮を刻んで入れることもあります。暑い休日の朝ごはんなどに、ぜひ作ってみてくださいね。
冷や汁をいただくと、胃腸がすっきりして、一日の活力が湧きますよ。前の日に焼いて余った魚を使ってもOKです。
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さて来週は、おいしくてちょっとオシャレな「ヨーグルトアート」をご紹介します。
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