朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、くつろいだ気分になる本。
まったりゆっくり読書の時間を楽しみたい。気軽に読める本がいいな。そんな気分に合いそうな本をセレクトしました。週末の読書にオススメの2冊です。
『今日のおやつは何にしよう』
著者:益田ミリ
出版社:幻冬舎
イラストレーターの益田ミリが日常のふとした瞬間の喜びや楽しみをつづったエッセイ集。夏の夕方、相撲中継を観ながら食べるのは熱々の小籠包。ちょっと甘いものがほしくなったら、スウェーデン風シナモンロールとコーヒーを。大人のおやつを楽しむミリさんです。
本書には、おいしそうな食べ物にまつわる話やなんでもない一日の小さな発見がつづられています。映画のレイトショーの前にデパ地下や書店に寄ったりカフェで過ごす時間が好きだという。家では仕事をしたらストレッチポールでごろごろし、そのあとは今日も楽しいおやつの時間が待っています。ミリさんは何かをする前後の時間を楽しむことがとても上手な人なのだと思う。
小さなハッピーを見つけに行きたくなる一冊をどうぞ。
『BOOKSのんべえ お酒で味わう日本文学32選』
著者:木村衣有子
出版社:文藝春秋
文筆家・木村衣有子のお酒文学案内エッセイ集。居酒屋で、行きつけのバーで、ひとり暮らしの部屋で。時代も場所もさまざまな酒のシーンが登場する。おいしそうな酒とつまみに誘われて、場面のその先を知りたくなる。お酒から文学作品の扉が開いていく。
川上弘美の『センセイの鞄』は著者が愛読してきた作品のひとつ。物語の語り手のツキコさんと自分自身を重ねつつ、四半世紀近くにわたって読み返し続けてきたという。「そのあいだ、これ以上に人心を掌握する、渋くて甘い居酒屋小説はなかなか世に出ていないと私は思っている」。この一文からも作品の魅力が伝わってきます。
谷崎潤一郎の『細雪』で描かれる四姉妹のうち「一番行ける口」は誰か。三女の雪子さんの好みの銘柄はなにか。コラム「おかずとつまみの境界線」では、村上春樹作品の『ダンス・ダンス・ダンス』からおいしいつまみにまつわるシーンが紹介されています。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
*『今日のおやつは何にしよう』
*『BOOKSのんべえ お酒で味わう日本文学32選』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
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