おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載では、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマで、お金にまつわるコラムをお届けします。
近頃ニュースでもよく取り上げられている、株価の上昇。
バブル期の日経平均株価で史上最高値を更新したのは1989年12月29日につけた3万8,957円44銭でした。その後バブルが崩壊し、株価は暴落。リーマンショックのあった2008年10月28日には6,994円90銭の最安値をつけていました。
2024年に入り、2月22日に高値更新。この日の終値は3万9,098円68銭と、バブル期の最高値を超えました。
今年からは「新NISA」も始まり、投資熱が高まっていますね。株価が上がっている今、投資について気を付けたいことを3つお伝えします。
株価が上昇…投資熱の高まりを受けて「今気をつけたいこと」
【1】投資は勉強してから
何か投資をしたいと思ったら、まずは投資について勉強をスタート。
投資信託とは、株への投資はどうやってやるか、新NISAとは何か、この3つを理解してからスタートするようにしましょう。
勉強方法は、ネット証券会社の解説動画などがわかりやすくおすすめです。実際に投資している身近なお知り合いがいれば、直接教わるのもいいですね。
【2】「必ず儲かる」「法外な利率」には要注意
ここ数年に投資を始めた人のほとんどがプラスになっており、物価上昇を考えると投資が必要だと考える人が増えています。
しかし、その前に株価が低迷していた時代は、つみたての投資信託残高はしばらくマイナスが続いていました。
そのことを踏まえ、あくまでも投資はリスクがあることを理解しておきましょう。
「必ず利益がでる」「年利10%以上の実績」など、よすぎる表現をしている投資は見落としがちなリスクがあります。一人で決めず、家族や友人など自分以外の人に相談して決めましょう。
【3】投資するなら自分の許容度を考えて
同じ300万円持っている人でも、投資の経験が5年ある人と初心者では、投資した金額が10%減った時の心のダメージは違うのは想像できると思います。
株価が上がっているとすぐ利益が出そうな気がしますが、投資は元本割れするリスクももちろんあります。
初めて投資をする場合、マイナスになっても許容できる範囲の金額でスタートするとよいでしょう。
株価が上がっていることに踊らされて、無理な金額を投資するのはご法度です。
まとめ
物価が上がっていても、収入はなかなか上がらないので投資は必要不可欠です。
インフレに負けない資産形成のため、投資も少しずつチャレンジしていきましょう。