おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載では、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマで、お金にまつわるコラムをお届けします。
お金を貯めようと思うと、まずどうやりくりして貯蓄にまわそうか考えることでしょう。けれど、お金を貯めたいなら、それ以外にも貯蓄したいものが3つあります。
蓄えていくと、自然とお金も貯まるようになる…実践したい「3つの貯蓄」について解説します。
豊かな人生の達人が実践する「お金以外の貯蓄」って?
【1】健康貯蓄
身体のためにいいこと、何かしていますか?
例えば、身体の一部である「骨」は、カルシウムを摂るだけでは形成されません。衝撃を与えること、いわゆる「運動」によって形成されます。
骨に限らず、必要な栄養を摂り、体を動かすなどヘルシーな生活を実践することで、健康を蓄えておくことは豊かな人生に繋がります。
健康でいれば医療費を節約できるだけでなく、長く仕事ができて収入につながります。食事も美味しくいただくことができ、いろんな場所に行けるので、人生のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)も上がります。
特に女性は、年齢とともに骨密度が低下しやすいため、意識して体を動かしたいもの。
ジムに行くのはハードルが高くても、エレベーターを使わず階段を昇ったり、家でジャンプを30回したりするだけでもOKですよ。
【2】信用貯蓄
- 自分がしてほしいと思うことを、見返りを求めずに行動する
- 見られていなくても人のためになることをする(街のゴミを拾って捨てる、ボランティアをするなど)
- 遅刻をしない
- 任されたことを責任もってまっとうする
といった「信用」につながる行動は、「徳」として積まれていくものです。徳を積むと、それだけ自分に返ってくると言われていて、例えば困りごとがあっても助けてもらえたり、スムーズに解決できたりするそうです。
豊かな人生をおくりたいなら、これら「信用貯蓄」も実践しましょう。
【3】知識貯蓄
ネットで調べればある程度のことはわかってしまう時代。昔に比べて勉強する機会は減ってきていますよね。けれど、やはり勉強をして知識を蓄えておくことは大切にしたいもの。
例えば、知識があると、公私共に人との会話がすすみやすくなるもの。そこから、お金では得られない仲間をつくることができるかもしれません。
また、資格を取得すれば副収入を得たり、仕事の幅が広がってお給料がアップする可能性もあります。本を読んだり学ぶ姿勢は、いつまでも持ち続けたいものです。
まとめ
健康、信用、知識はなくても生きていけますが、あればあるほど豊かな人生になり、お金も貯まりやすくなっていきます。
貯蓄は、お金でもそれ以外のものでも、「これくらいならできる」という目標を設定し、繰り返し行うと習慣になっていきます。金運アップにつながる3つの貯蓄習慣を身につけて、年末は貯蓄の達人になっているといいですね!
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