年末に向けて時間も大そうじ!ふせんを使った「時間の片付け」術

 

「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「忙しくても誰でもできる!自分時間のつくり方」では、忙しい中でも朝時間を活用して自分時間を作り出してきた池田さんが、自分とつながる「ほっとした時間」「大好きな時間」「心から好きと思える時間」を作ることで、自分が心地よくいられるセンサーを研ぎ澄ます方法を毎月届けてくれます♪

第18回:大そうじと一緒に!「時間の片付け」をしよう(前編)

掃除イメージ

おはようございます!自分の時間を取り戻す『ME TIME(ミータイム本)』著者、攻めの朝活コミュニティ「朝キャリ」主宰の池田千恵です。

この連載では「忙しくて自分の時間がなかなかとれない」「毎日バタバタしてぐったりしてしまう」「突然できた自由時間を持て余してしまう」…といったように、時間の使い方に悩む方に向けて、忙しくてもできる自分の時間の作り方、使い方をご紹介しています。

第18回目の今回は、年末の大掃除と合わせて進めたい「時間の片付け」をテーマにお届けします。

年末までに「やらなきゃ」と「やりたい」を整理していこう

時計

いよいよ12月、師走ですね。(毎年言っていますが、1年が早い!)

忙しい毎日でも、大そうじと合わせてぜひ年末までにすすめてほしいのが「時間の片付け」です。

時間の片付けとは、「やらなきゃ(Have to)」「やりたい、ほしい(Want)」をしっかりと分けて、「やらなきゃ」を任せたり辞めたりしつつ、「やりたい」の割合を減らすことです。

1年の最後に時間の片付けができると、「時間がない!」と焦ることがなくなります。例えば

  • 頑張っているけど、本当はたいしてやりたくない
  • 自分の人生なのに誰かにお伺いを立ててしまい、結局自分の時間がない
  • したいことがあるのに、いろんな事情で後回しにしてしまっている
  • 人からあてがわれた期待に応えて頑張りすぎて、もう限界!

といった悩みから開放されますよ。

今年のモヤモヤに片を付ける!「時間の片付け」2ステップ

ふせん

具体的なステップは大きく2つです。

Step1. ふせんでくっつけて時短作戦

Step2. ゼッタイ残すことと、やめることを分類作戦

前半の今回は、「ふせんでくっつけて時短作戦」について紹介し、明日の後編では、分類のコツについて解説します。

1粒で2度おいしい!?合わせ技でギュッと時間を圧縮しよう

美容

まずは、1つの行動で2つ同時に実現することで、時間をギュッと圧縮してトクした気分になる工夫をしてみましょう。

例えば、次のようなことです

  • 朝起きてSNSを確認しながら顔にシート状のパックを乗せて肌のお手入れ
  • 洗濯物を干しながらオーディオブック(耳で聴く読書)で勉強をする
  • テレビを見ながら、ストレッチや腹筋

特にオーディオブックでの勉強はおすすめです。目や口を使っていても、耳は意外に空いている時間が長いので、ぼーっとしながらでも学べるので気に入っています。

もちろん、リラックスしたい時間までオーディオブックで勉強するのは疲れる、音楽を聴いたりゆっくりする時間に充てたい、という方はそれでも構いません。

「音楽を聴いてリラックスする」+「家事をする」という組み合わせもOK!私も音楽で気分を切り替えることはよくあります。

他には、実際に試している方にきいて面白い!と思ったのは次のようなものです。

  • 電車で移動中、立っているときには必ずお腹とおしりをキュッと引き締めるエクササイズをする
  • 朝子供を起こす+自分の顔の体操を組み合わせる(「アエイウエオアオ」と大声を出して顔のストレッチをする声を、子どもに目覚ましだと思わせて起こす)
  • 家のタオルをカラフルなものにして、たたむときに子供の前でヒラヒラさせてからたたむ(洗濯物をたたみながらも、子どもはママと遊んでいると思ってくれる)

合わせ技を思いつかないときは「ふせん」の出番!

ふせんで発想力を高める

とはいえ、なかなか「合わせ技」を思いつかない…という方も多いです。そんなときは、頭をやわらかくするために、「ふせん」を使ってみましょう。

次のような手順で、ふせんとふせんをくっつければいろいろアイデアがわいてきます

【1】いつもしているルーティン作業を思い出し、「1作業1ふせん」で、「作業と作業時間」について記入する

(例えば「洗濯ものをたたむ 10分」「朝食の準備をする 20分」「食器を洗う 15分」「テレビを見る 30分」など)

【2】本当はやりたいのにできていないことを、1とは違う色のふせんに同様の要領で記入する

(例えば「運動する 1時間」「子供と遊ぶ 30分」「新聞を熟読する 30分」など)

【3】これらのふせんを、似た時間や作業のタイミングを意識して、くっつけてみる

この作業を試してみると、ひとつひとつの作業自体をばらばらに考えることができるので、思いもよらない組み合わせを考え付くことができます。

以前、このふせんワークを実践した方は、「早起きができない」「運動する時間がない」「忙しくて子供と遊ぶ時間がない」という悩みを抱えていましたが、このワークで早起きして子供と一緒に散歩することによって、早起き+運動+子供と遊ぶ、が同時にできるようになったそうですよ♪

***

この方法で、まずは時間をギュッと縮めて(=片付けて)自由な時間を作ることにチャレンジしてみましょう。すると、時間を有効に使えたと実感できると思いますよ。

明日公開予定の後編では、Step2. の「ゼッタイ残すことと、やめることを分類作戦」を紹介します。

☆本連載は毎月1日・2日に公開します。

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この記事を書いた人
Nice to meet you!

忙しくても誰でもできる!自分時間のつくり方

Written by

池田千恵

株式会社朝6時 代表取締役。国家資格キャリアコンサルタント。

外食企業、外資系企業を経て現職。経営戦略としての朝時間活用の仕組みを構築しているほか、個人に向けては会社員のまま成果を出しつつ自分だけの商品を作り、本業以外にも収入経路を持つ方法を朝活で学ぶコミュニティ「朝キャリ」(https://ikedachie.com/course/salon/を主宰。12年連続プロデュースの「朝活手帳( https://asajikan.jp/article/212337 )」など著書多数。

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