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あんこ、きなこ、青のり…秋に食べたい「おはぎ」の作り方

 

おはようございます。野菜料理家 やのくにこです。

今年は、9月23日(土)が秋分の日。秋分の日とは「祖先を敬い、亡くなった人々をしのぶ日」とされる祝日です。そしてこのお彼岸の日には、「おはぎ」を食べる習慣があります。

小豆の赤い色は邪気を払うと言われ、あんこに使うお砂糖は昔は貴重品だったことから、ご先祖様に感謝の気持ちを伝えるためにお供えをしていたとも言われています。

私も子供の頃は母の作るおはぎが大好物でした。あんこを炊く甘い匂いや、お米が炊ける匂いを今も思い出します。母の味に近づけているか、そんなことを思いながら、毎年作るおはぎです。

みなさんも、今年は「おはぎ」を手作りしてみませんか?あんこの炊き方を覚えると、おはぎ以外にも色々と楽しめますよ。

秋分の日に食べたい!「おはぎ」の作り方

おはぎ

材料(20個分)

  • もち米 2合
  • うるち米 1合
  • 液体塩こうじ(あれば) 大さじ1/2 ※お米に加えて炊くと、冷えても固くなりにくくなります
  • 小豆 250g
  • きび砂糖 180g
  • 液体塩こうじ(あれば) 小さじ1 ※無いときは塩ひとつまみ
  • 水 1500ml

作り方

(お米の炊き方)

1) もち米とうるち米を併せて研いで、炊飯器に入れ、水を3合のメモリまで入れ30分以上浸水させる。

2) 液体塩こうじ大さじ1/2を加え炊飯する。

3) 炊けたら、熱いうちにすりこ木を使って、お米を半殺しにする。

※半殺しとはお米の粒を半分くらい潰すこと。お餅のようにしないように、粒を残します。

(今回は、1個50gにラップで丸めて、20個作ります)

お米を炊いている間に、あんこも同時に作りましょう。

あんこの作り方

1) 小豆を洗い鍋に入れ、水を500ml(分量外)を加え中火で加熱し、ふつふつ沸いたら、弱めの中火にして5分加熱する。ザルにあげて、水けを切り、ボウルに入れ小豆を洗う。

※この「渋切」という作業で、小豆の灰汁を取ります

2) 鍋に小豆を戻し分量の水(1500ml)を加え、中火で加熱する、ふつふつ沸いたら弱めの中火にして1時間炊く。

小豆

小豆が激しく鍋の中で踊らないように、ふつふつ小さく沸いているのを保つ。灰汁を取る。

3) 小豆が指でつぶれるようになり、小豆が水から顔を出すようになったら、きび砂糖を半量入れ混ぜながら10分煮る。

きび砂糖と小豆

4) 液体塩こうじ小さじ1(又は塩ひとつまみ)を加え、混ぜながら5分煮る。バットなどに移し、キッチンペーパーを載せて粗熱を取る。

あんこ

(おはぎの作り方)

1) あんこを50g量ってラップに丸くのばして、半殺しにしたもち米ご飯を載せて包む。

※下の方は見えないので、上だけ纏わせればきれいに見えます

おはぎ

きな粉には、きな粉と同量のきび砂糖と、一つまみの塩を加えておきます。あんこを30g量って丸め、今度はもち米ご飯を丸く薄く広げあんこを包みます。そして、きな粉をつけましょう。

おはぎ

青のりや黒ごまも同じように作ります。

あんこは1時間以上かかるので、前日に作って冷蔵庫で保存して、お彼岸の日にお米を炊いて作ってもいいですよ。もちろん、市販のあんこを買ってきてもOKです。

最近はカラフルに色んな素材をまとわせた、おはぎも売られていて人気です。お好みのおはぎを作ってみてくださいね。

おはぎ

(あんこ・きな粉・黒ごま・青のりのおはぎ)

最後に

作ったあんこが残ったら、お汁粉にしたり、白玉団子に載せたり、アイスクリームやかき氷に添えたり色々楽しめます。

あんこは、蓋つきの容器に入れて1週間保存できます。お砂糖も甘さ控えめにしたり、お好みの味に仕上げてくださいね。

液体塩こうじをお米と一緒に炊くとお米が冷えても固くなりにくく、あんこに加えるとコクがでます。今回初めて使ってみたのですが、美味しく仕上がりました。無い場合は使わなくてもOKです。

来週は、そろそろ、新米の出回る季節、ということで「美味しいお米の研ぎ方」をご紹介します。

☆この公式ブログは<毎週土曜日>に更新します。来週もどうぞお楽しみに!

 

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料理家 やのくにこさんによる、野菜たっぷりの美味しい朝ごはんや休日ブランチ♪
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野菜料理家 やのくにこ

野菜不足解消の料理教室やテレビ、ラジオ、新聞、雑誌等で農家さんを取材し「食べて農家応援」の活動をしています。6次産業化プランナー(愛媛県)、地域活性化伝道師(内閣府)。

お腹がすいて目覚める朝は、自分の身体が健康だなと確認するバロメーターです。毎日を心地よくたくましく過ごすために、野菜たっぷりの美味しい朝ごはんやお休みの日のブランチをお伝えします。

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