仕事や家事で疲れた日や、日々の疲れが抜けない朝…。そんな時こそ体によい食事をしたいと思うけど、作るのが大変ですよね。
今回は、連載「働く女子の簡単セルフケア朝ごはん」でもお馴染み、料理家の齋藤菜々子さん最新刊『レンチン薬膳ごはん』の中から、この時期にぴったりのレシピを2つご紹介します。
薬膳と聞くと難しそう…と思う方もいるかもしれませんが、普段から冷蔵庫に入っているような食材と調味料を使って、電子レンジ調理で作れる簡単レシピです。どちらのレシピもメイン食材は1つ！ぜひ作ってみてくださいね。
＜レシピのお約束＞
・加熱後はやけどに注意してください。
・食材を洗う、皮をむくなど、基本的な下処理はレシピから省いています。適宜行ってください。
・塩は粗塩を使用しています。精製塩を使用する場合は、レシピより少なめで調整してください。
ヘルシーだけどしっかりエネルギーチャージ！「しっとり鶏ハム」
おなかを温める力に優れた鶏肉は、消化を整え、下痢や食欲不振によい食材。体の中心であるおなかを冷えから守ることでパワーを補い、元気にしてくれます。疲れがたまっているときのエネルギーチャージにおすすめです（齋藤さん）
しっとり鶏ハム
【材料】2人分
鶏むね肉…小1枚（250g）
（A）水…大さじ1
（A）酒…大さじ1
（A）オリーブオイル…大さじ1
（A）砂糖…大さじ1/2
（A）塩…小さじ1/2
（A）酢…小さじ1/2
お好みでルッコラ（ざく切り）・レモン（くし形切り）・粒マスタード…各適量
【作り方】
【1】（下ごしらえ）
鶏肉は皮があれば取り除き、厚い部分には切り込みを入れ、フォークで数か所穴をあける。ポリ袋にAを入れて混ぜ合わせ、鶏肉を加えて揉み、室温に40分～1時間おく。
【2】（レンチン）
耐熱の皿に鶏肉を汁ごと入れ、ふんわりとラップをかけて500wの電子レンジで3分加熱する。上下を返し、再度ふんわりとラップをかけてさらに1分加熱する。
【3】（仕上げ）
ラップをかけたまま30分以上おき、食べやすい厚さに切って器に盛る。お好みでルッコラ、レモン、粒マスタードを添える。
★冷蔵庫で約3日間保存可能（鶏ハム）
【Memo】
厚い部分には包丁で切り込みを入れて厚みを均一に。加熱後はラップをかけたまましばらくおいて、余熱でしっとり仕上げましょう。
たっぷり生姜を添えた「レンジ蒸しなす」
夏の暑さを乗り切るには、体の熱を冷ましてくれるきゅうりやなす、汗で失われた体液を補ってくれるトマトなどを積極的にとりましょう。熱は「心」に負担をかけ、不眠や不安を招きます。精神を安定させるピーマンは寝苦しい日々におすすめ。太陽をたっぷり浴びて育った夏野菜で夏バテ予防を。（齋藤さん）
レンジ蒸しなす
【材料】2人分
なす…3本（240g）
しょうが（すりおろす）…適量
細ねぎ（小口切り）…適量
しょうゆ…適量
【作り方】
【1】（下ごしらえ）
なすはフォークで数か所穴をあけ、1本ずつラップで包む。
【2】（レンチン）
耐熱の更になすを並べ、600wの電子レンジで4～5分、やわらかくなるまで加熱する。
【3】（仕上げ）
ラップをすぐにはずしてそのまま冷まし、6つ割りにする。器に盛り、しょうが、細ねぎをのせ、しょうゆをかける。
【Memo】
なすは、加熱後にすぐラップをはずして冷ますことで、色をきれいに保てます。
【最新刊】体がととのう70 レシピを掲載！『レンチン薬膳ごはん』
薬膳と聞くと、難しそう、普通の食事と味が違うのかな？と、思う方もいるかもしれませんが、「そのときの自分の体に合うものを食べる」が薬膳の基本。
国際中医薬膳師の齋藤菜々子さんの最新刊「レンチン薬膳ごはん」は、肉・魚、豆腐のおかずから、おかゆやパスタ、旬の野菜の副菜まで、普段よく使う食材や基本調味料で作れる、手軽でおいしいレシピが70品も掲載されています。
あなたの食べたい、体に合わせたメニューがきっと見つかるはず！
食材を合わせて電子レンジで数分チンするだけで完成するので、暑いキッチンで汗をかくこともなく1品作れますよ。また、電子レンジ調理はこげつきを気にしなくていいので、油の量が少なくて済むのでヘルシーな仕上がりに。ダイエット中の方もぴったりです！
体をととのえ、毎日を健やかに過ごすための頼れる相棒として、本棚にあると安心感のある1冊。ぜひ手に取ってみてくださいね。
レンチン薬膳ごはん（いつもの食材で体がととのう） ／￥1,650（※記事制作時のamazon.co.jpでの価格です）
※本記事の内容は記事制作時点のものです。価格・在庫状況等は変動する場合がありますので、最新の情報は各販売サイトでご確認ください。
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撮影：澤木央子
協力・画像提供：家の光協会
