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心理学とホメオパシー

 

091112a「シロクマのことだけは考えるな」という心理学の本を読みました。

感想は、心理学とホメオパシーって、実は似ているわ~!!ということ。

両方、同種療法なのです。

同種療法とは、例えば、ホメオパシーでいえば、人が悲しんでいたら、同種のエネルギーである悲しみのレメディーを与える療法です。

ホメオパシーでは、悲しい時には悲しいレメディー、怒っている時には怒りのレメディーをとります。

自分と同じエネルギーを持つレメディーをとることで、悲しみや怒りなどを増幅させ、自分自身にその状態をこれでもか、というぐあいに把握させるのです。

そうすることによって自然治癒力にスイッチが入り、悲しい、あるいは怒りでいっぱいの気持ちをこれではいけないと、前向きに切り替えてくれます。

たとえば、悲しみのレメディーをとると、ますます悲しくなって泣きはらすのですが、泣き切ると、触発された自然治癒力によって、「もう、終わったことだ。」と、前に進めるようになるのです。

 

この本によると、心理学でも最近は、悲しい時には悲しい環境を作って対処するようです。

つまり、ホメオパシーと同じように悲しみには悲しみです。

たとえば、失恋した夜は悲しい音楽を聴くのがよいとのこと。

ふさぎこんだ人に明るい曲を聴かせると、ますます落ち込んでしまうのだそうです。

なぜなら、悲しさとはなにか意味があって気持ちが沈み、心を閉ざしている状態。

それは、起きた出来事に対する体の自然な反応で、脳からは「頭を休ませろ」と、指令が出ています。

だから、悲しいときには心に沿った悲しい音楽で気持ちを盛り下げ、心の休息を終わらせれば、心

は前向きに活動を再開するのだそうです。

他にも、失恋した夜には楽しい気晴らしなどしてしまうと逆効果なので、そんな時には負け犬同

士でつるんで傷をなめ合ったりするほうがいいなど、面白い同種の療法が紹介されています。

 

悲しい時には、悲しいレメディーと悲しい環境。

わたしも今度実践してみます!

早く、悲しみを乗り越えられそうだと思いませんか?

心の傷にも外傷と同じように手当ては必要だと思います。

トラウマになってしまうのを防ぐことができるかもしれません(^-^ )

 

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Written by

田村翔子

(女優・モデル)

7歳から15歳までベルギー、シンガポールで過ごす。
青山学院大学文学部在学中にモデルとしてスカウトされ’85年大手薬品メーカーの広告に起用される。国際感覚溢れるモデルとして脚光を浴びファッション誌のカバーやTV,CM等で活躍。’87年に女優デビュー。ドラマ、映画、舞台等に出演。近年はエッセイの執筆やマクロビオテックなどを取り入れたライフスタイルの取材を多く受ける。プントリネア所属

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