「シロクマのことだけは考えるな」という心理学の本を読みました。
感想は、心理学とホメオパシーって、実は似ているわ~!!ということ。
両方、同種療法なのです。
同種療法とは、例えば、ホメオパシーでいえば、人が悲しんでいたら、同種のエネルギーである悲しみのレメディーを与える療法です。
ホメオパシーでは、悲しい時には悲しいレメディー、怒っている時には怒りのレメディーをとります。
自分と同じエネルギーを持つレメディーをとることで、悲しみや怒りなどを増幅させ、自分自身にその状態をこれでもか、というぐあいに把握させるのです。
そうすることによって自然治癒力にスイッチが入り、悲しい、あるいは怒りでいっぱいの気持ちをこれではいけないと、前向きに切り替えてくれます。
たとえば、悲しみのレメディーをとると、ますます悲しくなって泣きはらすのですが、泣き切ると、触発された自然治癒力によって、「もう、終わったことだ。」と、前に進めるようになるのです。
この本によると、心理学でも最近は、悲しい時には悲しい環境を作って対処するようです。
つまり、ホメオパシーと同じように悲しみには悲しみです。
たとえば、失恋した夜は悲しい音楽を聴くのがよいとのこと。
ふさぎこんだ人に明るい曲を聴かせると、ますます落ち込んでしまうのだそうです。
なぜなら、悲しさとはなにか意味があって気持ちが沈み、心を閉ざしている状態。
それは、起きた出来事に対する体の自然な反応で、脳からは「頭を休ませろ」と、指令が出ています。
だから、悲しいときには心に沿った悲しい音楽で気持ちを盛り下げ、心の休息を終わらせれば、心
は前向きに活動を再開するのだそうです。
他にも、失恋した夜には楽しい気晴らしなどしてしまうと逆効果なので、そんな時には負け犬同
士でつるんで傷をなめ合ったりするほうがいいなど、面白い同種の療法が紹介されています。
悲しい時には、悲しいレメディーと悲しい環境。
わたしも今度実践してみます!
早く、悲しみを乗り越えられそうだと思いませんか?
心の傷にも外傷と同じように手当ては必要だと思います。
トラウマになってしまうのを防ぐことができるかもしれません(^-^ )