毎日目にする冷蔵庫の中。パンパンに詰め込まれていると冷気がうまくいきわたらずNGといわれますよね。
何が入っているのか一目瞭然だと賞味期限切れを防げるし、必要なものをスムースに出し入れできるとストレスもなく、料理の時短にもつながります。
今回は整理収納アドバイザーのみなさんが教えてくれた、冷蔵庫の中の片づけについてのアドバイスを3つ紹介します。
あらかじめ「余白スペース」を作っておく
上段は飲み物、中段は料理したもの、下段は乳製品…など、あらかじめ収納するものと場所がなんとなく自分の中で決まっていると思いますが、整理収納アドバイザーのゆりんごさんのオススメは、冷蔵庫内にあらかじめ余白スペースを設けるようにすること。
一角で構わないので詰め込まないと決めておくことで、予想外に余った料理や、急ないただきもの、調理中の鍋などを入れられるようにしておきます。
予め余白を持たせておくことで、冷蔵庫がパンパンになる事態を予防できます。
(参考:忙しくても食品ロスは防げる!使いやすい「見える化冷蔵庫」の作り方)
食材管理に役立つ便利グッズを活用する
整理収納アドバイザーのみほさんは、冷蔵庫の中の整理に100円均一の便利グッズを多用しています。
例えば、冷蔵庫の扉で使っているのが、セリアの「バスケット用仕切り」です。
扉の部分はソースやドレッシング、調味料などを入れることも多いですが、扉の開閉の時に動いてしまうこともありますよね…。こうして仕切っておくとそれが防げるし、収納場所が明確になります。
ビールなど缶飲料を常備する場合は、ダイソー「缶ストッカー」が便利。取っ手がついてるので高い位置に入れても奥のものまで出し入れしやすくなりますよね。
この他にもチーズ入れや、卵ケースなど、様々な食材を想定した便利グッズがありますよ。
収納できてるで満足しがちですが、出し入れのしにくさを少しでも感じることがあれば、便利グッズの導入を検討してみましょう。
(参考:食材管理がラクになる!「冷蔵庫すっきり収納」を叶える100均アイテム5つ)
見た目の美しさだけにあらず!「食品の詰め替え」
最後は整理収納アドバイザー サチさんのおすすめ、食品の詰め替えをすることです。
見た目が良くなるからでしょ!? ビジュアルの美しさまで求めていないし、入れ替えるのが手間…と手を出してない方もいるかもしれませんが、そんなことはありません!
もちろん、上の写真のように同じような容器で揃えることは視覚的な良さはありますが、食品の「収納場所の固定化」と「取り出しやすさ」の近道なのです。
例えば、下のような海苔。特売で安かったり新商品を選んだり、必ずしも毎回同じ商品を買うとも限らないと思います。
そうすると容器の形状が異なり、いつも入れてる場所に収納できないという事態が発生。収納エリアを変えるしかないのですが、そうすると冷蔵庫の中で迷子になり、自分は分かっていても家族は把握できずに使えなくなったりしますよね。
それを防ぐのが「詰め替え」なのです。海苔の中身は変わっても容器が変わらなければ、収納場所の移動は必要なし!
冷蔵庫の中がスッキリするだけでなく、定位置をキープできるので長い目でみるとメリットが多いかもしれませんよ。
(参考:見た目だけじゃない!「食品の詰め替え」を片づけのプロが推奨するもう一つの理由)
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片づけのプロたちの工夫3つを知ると、「片づけやすい環境づくり」が大切だと実感します。冷蔵庫がいつもパンパンになりがちな方、そこまでひどくないけど出し入れがスムーズでないことがあるという方は取り入れてみてくださいね。