あけましておめでとうございます。『時間の超基本』監修・タイムコーディネーターの吉武麻子です。
この連載では、時間の使い方が変わる手帳術をお届けしています。8回にわたってお届けしてきましたが、今回が最終回。
新年を迎え、ワクワクこの記事を開いてくださった皆さんのために、今日は小さな変化を作るコツについてお伝えしていきます。
お昼ご飯に何分使っていますか?
しょっぱなから質問でごめんなさい(笑)
皆さんは、ランチタイムをちゃんと確保できていますか?先日とってもステキなシェアをしてくださった会社員の方がいらしたので、ご紹介させてください。
「会議が多い部署にいて、毎日朝から晩までスケジュールがびっしりです。そうすると作業の時間がないので、おにぎりやパンをかじりながら昼休みも仕事をするのが常態化していました。
でも、タイムコーディネートを知って、時間の使い方は自分が決めていいのか!と思えるようになり、午後の打ち合わせを13時ではなく、13:30以降でお願いするようにしたんです。その結果、午前中の会議で出た事務作業を忘れないうちに処理できて、ランチも30分は取れるように。今まで流し込むようにしていた食事も味わうことができて、当たり前のことながら感動しています。」
当たり前を疑う勇気を
いかがですか?たったの30分ですが、普段の行動パターンをよく観察して、現実的に必要な時間を確保していかれた良い例だと思います。
休憩や残業など、決められたルールがあっても、なし崩しになっているという方も多いのではないでしょうか。
でも本来、自分をケアするのはとっても大事なこと。そして仕事の精度や効率という意味でも、適切な休憩を取ることは自己管理の一部とも言えますよね。
私が考案したタイムコーディネート手帳のユーザーさんにも、そういった時間の配分を24時間バーチカルの中にぜひ組み込んで欲しいとお伝えしています。
寝る時間、食べる時間、少しほっとする時間はもちろんのこと、会議の時間だけでなく前後の準備や処理のための時間もあって当然。そういう当たり前の時間を、大事に意識的に確保してみませんか?という私からの提案でした。
周りも自分も犠牲にしない生き方を
私が時間を仕事に起業をした時に決めたのが「家族のことも犠牲にせず、自分のことも犠牲にしない働き方を構築する」ということでした。
そして、今は一生懸命周りのために頑張っている結果、自分のことが後回しになり、時間に追われ気味な方の相談を受けながら、1人1人の本当に大事なことに目を向けて!とエールを送っています。
やりたいこと&やらなければいけないことを頭で考えていると溢れそうになりますが、「時間」という客観視できるもので捉えると、整理整頓できるようになり、心地よい暮らしが実現できるんですよ。
だからこそ、毎日そばにあって時間の整理をしたり、自分を励ましてくれる手帳というツールは本当に優れもの。皆さんにもタイムコーディネートという概念をぜひ知って欲しいなと思います。
大きな変化はいりません。ただし、毎日丁寧にご自身の当たり前に目を向けて、ちょっと嫌だな、しんどいなという声をきくこと。また、ワクワク!できる時間を増やすこと。
シンプルにそれだけ意識してみてくださいね!
皆さんの2023年が充実したものとなりますように^^
最後に、全8回の連載を読んでくださり、ありがとうございました。過去の記事もぜひ復習してみてくださいね。
タイムコーディネート手帳(WS付)をお使いの方は、ワークショップなどでお会いできることを楽しみにしています!
今後は、インスタグラムでもオリジナルの時間術を配信していますので、ぜひ遊びにきてください^^
https://www.instagram.com/time.coordinate/
▼タイムコーディネート手帳サイト
https://time-coordinate.stores.jp/
(編集部より)本連載はこの記事が最終回となります。時間管理、心地よい暮らしのヒントをたくさん教えてくれた吉武さん、本当にありがとうございました!