朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、休日の昼下がりの読書リスト。
お天気のいい休日の昼下がり、ほっとくつろいだ気分になれる本をセレクトしました。心もからだも風通しが良くなる3冊です。連休中の読書にぜひどうぞ。
コーヒーストーリー。
漫画家でイラストレーターのヨコイエミが、コーヒーやお茶をめぐる日常を描いたコミック15篇。おいしいお茶やコーヒーが、幸せをくれる一冊です。
何気ないお茶の時間が人の心と心を近づける。年配の男性たちの素敵で思いがけないコーヒータイムに癒されます。恋人たちが公園のマルシェで飲むコーヒー、子育ての合間のハーブティー。女の子たちのちょっと背伸びしたおやつ時間もかわいいです。
一杯のコーヒーのおかげで、おしゃべりも弾むし沈黙だって心地いい。ほんの短いひとときでもお茶のあとは、心もからだもきっと風通しがよくなっている。家事の合間や仕事の合間に、心和むコーヒーストーリーをぜひ。
『カフェでカフィを 3』
著者:ヨコイエミ
出版社:集英社クリエイティブ
京都純喫茶案内。
東京喫茶店研究所二代目所長・難波里奈が、京都の素敵な純喫茶の名店を紹介。純喫茶の魅力的なメニュー「あまいもの」をテーマにお店の魅力を伝えます。喫茶店で過ごす時間が好きな方にオススメです。
古都で愛され続ける純喫茶30店のとっておきの甘いメニューの秘密とともに、それぞれの店の歴史や物語を紹介しています。店の落ち着いた佇まいやモダンなインテリア、美しいパフェやゼリーにときめきながら、いつか訪れたいという思いが募ります。素敵な喫茶店で過ごしたくなる一冊をどうぞ。
『純喫茶とあまいもの 京都編』
著者:難波里奈
出版社:誠文堂新光社
平松洋子エッセイ。
なにかと気忙しい日々、ひと息つきたいときは何するの? そうねぇ、気のおけない店にふらっと入って、壁の品書きを眺めつつしみじみするなんていいんじゃない? ちょっとオツなメニューでね。
そんな願いに応えてくれるのがこの本。銀座のシチュー、道頓堀のおでん、大衆酒場のつまみ、キッチンカーのランチ、フルーツパーラーのホットケーキ……。エッセイストの平松洋子が人気店のメニューから愛される味の秘密を読み解き、食べる喜び、選ぶ楽しさをつづります。
メニューは文学、ときにはドキュメンタリーだと著者はいう。たとえば、居酒屋のメニューは豪放磊落な酔いどれ小説、定食屋の黒板書きの日替わりメニューは日記文学。もり、かけ、たぬき、きつね、月見、とじ。そば屋のメニューは「一編の詩」。メニューが豊かに語る店ほどおいしいのかもしれない。
『味なメニュー』
著者:平松洋子
出版社:幻冬舎
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
*『カフェでカフィを 3』
*『純喫茶とあまいもの 京都編』
*『味なメニュー』2018年に文庫化されました。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
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