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毎日頑張っているあなたに。心が疲れた時に読みたい本、オススメ2冊

 

朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。

今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、疲れたとき心に効く本

年末は日頃の疲れがピークに達するときかもしれません。ずっと忙しくて休めないとき、無理が続いているときにオススメのエッセイを選びました。疲れた心にやさしく効く2冊です。冬休みは読書でひと息ついてくださいね。


ぬるい生活
著者:群ようこ
出版社:朝日新聞出版

不調な時やつらい時はあんまりムリしないで。作家・群ようこが飼い猫とともに送る「ぬるい生活」をユーモラスにつづります。

25篇のエッセイには、ついがんばりすぎてしまう女性たちが登場します。体調を崩した友人を案じながらつづるのは、自身が抱えるさまざまな不調や体の変化、心の中の小さなストレスのこと……。胸にしみるエピソードが、つらいときは甘えてもいい、生活スタイルも自分が楽なようにどんどん変えていけばいいと気づかせてくれます。

ままならないことももどかしさも受け入れて、ありのままに生きるのは難しいことかもしれないけれど、だからこそ、ふっと力が抜けたとき楽になれそうな気がします。

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逃北 つかれたときは北へ逃げます
著者:能町みね子
出版社:文藝春秋

エッセイスト・イラストレーターの能町みね子が、北海道や東北、グリーンランドなど「北」への旅をつづったエッセイです。

キツいこと、イヤなことがあったとき、著者がいつも行きたくなるのは北。降り積もる雪や冷たい空気が、都会の暮らしに疲れた心と体をリセットしてくれる。その土地に暮らす自分を想像しながら、街を歩いて、喫茶店に入って、また散歩して。商店街を自転車でめぐり、図書館にも入ってみます。各駅停車でゆっくり移動するから、地元のおばちゃんや高校生の会話もよく聞こえてきます。海外の北にも憧れて、遠くグリーンランドまで旅をします。

いつも自分なりの「逃北」を楽しむ姿にじんとします。いくつもの北の風景に私も癒されました。生きる力を取り戻したいときにオススメです。

くわしくはこちらの記事をどうぞ。
『ぬるい生活』
『逃北 つかれたときは北へ逃げます』

ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ

「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
https://asajikan.jp/topics/cafebonbon/

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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