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忙しい毎日が続くときに。スキマ時間にほっとできる本、オススメ3冊

 

朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。

今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、ほっとできる本

なにかと忙しい毎日が続いて、気持ちに余裕がないときにオススメの本をセレクトしました。ちょっとした時間の合間に数ページ読むだけで、心が癒されたりほっとする3冊をどうぞ。

カフェボンボンでは、気持ちが明るくなる本や心が軽くなる本、ときには何もかも忘れて夢中になれる本をたくさんご紹介していきたいと思っています。それから本の装丁も素敵なものを。とくにいまは、あたたかい雰囲気のあるものや自然の気配が感じられるもの、心が癒されるものを選んでいます。楽しんでいただければ嬉しいです。


SNOOPY COMIC SELECTION 60’s
著者:チャールズ・M・シュルツ/翻訳:谷川俊太郎
出版社:KADOKAWA

1960年代のスヌーピーコミックのよりぬきベスト版。当時、新聞連載された作品「PEANUTS」から厳選した172本を収録。とびきり楽しい一冊です。

スヌーピーがいろいろな変装を始めたのもこの時代なのだそうです。食いしん坊なのはずっと変わらないけれど。チャーリー・ブラウンのスヌーピーへの愛も。

スヌーピーコミックには、毎日を幸せに生きるヒントが散りばめられています。子どもたちの変わらぬ日常にほっとします。

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詩集 私を支えるもの
著者:銀色夏生
出版社:KADOKAWA

銀色夏生がつづる希望に満ちた写真詩集。気持ちが前向きになれない朝、うつむき加減になってしまう時にオススメの一冊です。

「ここじゃない/どこか/ではなく/ここじゃない/ここへ」きっぱりとした言葉が胸にずんと響きます。でもそこにある写真はとても優しくて、道ばたには季節の花が咲き、まぶしい空はどこまでも澄み渡っています。そんな風景を見ているだけで静けさが戻ってきます。

そして、今日はこの詩をおはようのかわりに。「振り返った時にわかる/あまりある幸福が/今、ここにあるという/あまりある幸福を/今、ここで思い出せ」(「未来において」より)。

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わたしの好きな季語
著者:川上弘美
出版社:NHK出版

作家の川上弘美の「季語」にまつわるエッセイ集。俳句を作る著者が愛する季語は、やわらかくて親しみやすい。四季の言葉と作家の日々の暮らしが、深く結びついているからかもしれません。

たとえば、夏の季語「そらまめ」から浮かぶのは楽しげな台所。「豆類を、さやから取り出すのが好き」な川上さん。初めて子どもにさせた台所のお手伝いも、そらまめをさやから出すことでした。

平穏な日々が続くときもあれば、梅のほころびに病後の体が癒える喜びを感じた日があり、生海苔を肴に少しだけ深酒をした夜がある。著者が自分の俳句にいちばん多く使っているのは「日永」。春のよろこびをあらわすこの季語が大好きなのだそうです。

くわしくはこちらの記事をどうぞ。
『SNOOPY COMIC SELECTION 60’s』
『詩集 私を支えるもの』
『わたしの好きな季語』

ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ

「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。

*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
https://asajikan.jp/topics/cafebonbon/

朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』はこちら>>

 

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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