朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『お咒い日和』。
「結ぶ」「折る」「切る」など、暮らしのなかにある「おまじない」について解説した一冊。お祓いやおまじないに造詣の深い作家の加門七海が、おまじないの世界を案内します。
『お咒い日和 その解説と実際』
著者:加門七海
出版社:KADOKAWA
ゆびきりげんまん、ちちんぷいぷい。子どもの時は、日々の暮らしのなかにあたりまえのようにおまじないがありました。いまも私は、心のどこかでおまじないをずっと信じている気がします。
日本の暮らしに伝わるおまじないの意味を紹介した本書。日常の所作や言葉、子どもの遊びにみられるおまじないについて、その光と影の部分にも触れつつ、詳しく解説しています。
毎日使うあいさつ言葉「いってらっしゃい」もおまじないのひとつ。「目的地に行ったのち、無事に帰ってこい」という意味が込められているそうです。おまじないのひとつひとつが日常の暮らしと深く関わっていることを実感します。
海女さんや舞妓さんといった職業にまつわるおまじないも興味深いです。志摩の海女さんのおまじないが描かれた、北澤平祐さんの装画が印象的です。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
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