おはようございます。朝美人アンバサダー&国際薬膳調理師の倉口ゆうみです。
「ずぼらさんでも続けられる!カンタン薬膳みそ汁でセルフケア」を合言葉に、いつも飲んでいる味噌汁を不調ケアのおみそ汁に変身させちゃう“薬膳みそ汁”レシピを5回に分けてご紹介します。
3回目の今回は「生理痛」をケアする食材を使った味噌汁について、お伝えしますね。
※「薬膳とは何?」については初回の記事をご覧くださいね。
1つじゃない!生理痛のタイプとは
実は、生理痛にはいろいろなタイプがあるのですが、薬膳のルーツになっている中医学では、主な原因は「冷え」と「ストレス」だと考えられています。
普段から手足が冷たい、トイレが近いという方は、冷えタイプ。このタイプの方は体が冷えることで血の巡りが悪くなり、生理の時に痛みが出てつらくなってしまいます。
一方、生理前にイライラしたり胸が張るなどの不調があれば、ストレスタイプの可能性が大。
自分がどちらのタイプかを把握しておくことで、体調がケアしやすくなると思いますが、具材を組み合わせやすい味噌汁なら、まとめて対策することが可能です。
今回は、冷え・ストレスのどちらのタイプの方にも合う、冷えとストレス、両方をケアする効果のある鮭と玉ねぎを組み合わせた味噌汁をご紹介します。
冷えとストレスを同時にケア!生理痛を和らげる「鮭と玉ねぎの味噌汁」
材料
- 玉ねぎ 小1個
- 生鮭 1/2切
- にんじん 1/2本
- じゃがいも 小1個
- 油揚げ 15g
- ねぎ お好みで
- 柚子胡椒 少々
※これはあくまでも目安の分量ですので、材料はそのままに分量はお好みでOK。薬膳は数字がない世界ですので、ご自身がおいしいと感じる分量を大事にしてくださいね。
作り方
1) すべての材料を細かく切る。だし汁を入れた鍋にじゃがいも、にんじん、玉ねぎを入れ火が通るまで煮る。(玉ねぎがしんなりしてきたらOK)
2) (1)に生鮭と油揚げを入れ、生鮭の色が変わるまで煮る。
3) 火を止めて味噌と柚子胡椒を入れてひと煮立ちさせ、お好みでネギを散らして器に盛って完成!
じゃがいもで疲労回復&薬味で温め効果も◎
ストレスタイプさんは、知らないうちに体に疲れをため込んでいることも少なくありません。そこで、ストレスケアをする玉ねぎ、鮭に、エネルギーを補うじゃがいもをプラス。疲れを癒すことでさらにスムーズに気が巡ることが期待できますよ。
また、味噌と柚子胡椒はとても相性が良く、京都の料亭などで出される味噌汁にも、隠し味に使われることもあるんだとか。
柚子胡椒、ねぎをプラスすることでさらに温める力がアップし、おいしさアップしますのでこれはもう、ぜひ試してほしい組み合わせです!
一ヵ月に一度訪れる生理には悩まされることもありますが…食材のチョイスを変えるだけで、おいしくセルフケアができるって、なんだかうれしいですよね。
忙しいけれど、でもカンタンに体をいたわるご飯を作りたい、そう思う方に、薬膳みそ汁はぴったりだと思っています。
一日のスタートである朝食に、薬膳みそ汁をプラスして今日という一日を心地よく過ごせる人が増えますように。
◎instagramで#ゆうみの薬膳レッスンを開講しています。最新のレッスン情報もこちらからご覧くださいね。
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紹介してくれた朝美人アンバサダー
倉口ゆうみさん(薬膳ライフバランスプランナー/コラムニスト/講師)
会社員時代、岩手から神戸まで月一で学びに通い薬膳の上級資格を取得。現在は、薬膳ライフバランスプランナーとして体質カウンセリング、薬膳レッスン、メニュー監修、コラム執筆をしています。簡単・美味しい・体が喜ぶ〝薬膳ずぼら飯″を考えるのが得意。趣味は、器収集、文字を紡ぐこと、週末にお酒片手に主人と食事を楽しむこと。 ~日常に、おしゃれに楽しく薬膳を~モットーに、東北に薬膳を広めるため日々発信中です。
■Instagram:@yuumi__kuraguchi
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