朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『小さい人魚姫』。
世界中で愛され続ける永遠の名作が復刊しました。「小さい人魚姫」「親指姫」「はだかの王さま」などアンデルセンの代表作を収録した一冊です。大人になった今だからこそ、心にしみる傑作童話をぜひどうぞ。
『小さい人魚姫 アンデルセン童話集』
著者:アンデルセン/翻訳:山室静
出版社:KADOKAWA
深い海の底のお城に住む人魚姫たち。なかでも末娘の人魚はいちばんきれいで、誰より美しい声をもっていました。物静かで考え深い娘でもありました。
そんな愛らしく小さな人魚姫にも、やがて一人立ちする時がやってきます。十五歳になった日の夜、海の上に出た姫はたちまち人間の王子に恋をして……。
王子への恋を募らせ、人魚姫は海の上の世界へ住むようになりたいと強く願います。人間になるためにあまりにも大きな代償を払う人魚姫。海の世界の掟も人魚姫の恋ごころも切なすぎる。胸をかきむしられるようです。
子どもの頃、人魚姫の本が大好きなのに、読むたびつらかった。人魚姫に幸せになってほしかった。その気持ちがよみがえってきます。でも、大人になった今だからこそ、命をかけて一人の人を愛し抜く人魚姫にいっそう心打たれるのだと思います。
「親指姫」「はだかの王さま」「野の白鳥」「ナイチンゲール」など、アンデルセンの初期の代表作を収録しています。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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