おはようございます、パン・料理家の池田愛実です。湘南・辻堂でフランスパン教室「crumb-クラム」を主宰しています。
雨が降って肌寒い朝もある梅雨の時期。今朝は、温かい飲み物と相性ぴったりな「W(ダブル)ミルクティーパン」をご紹介します!
このパンは生地の水分全量にミルクティーを使用する上、茶葉も生地に練りこむので、紅茶の風味がダブルで楽しめます。(茶葉はアールグレイを使用するがお薦めです)
作り方の基本は、以前ご紹介したこねずに簡単にできる「100gパン」のレシピと一緒。(※フライパンでも焼ける「100gミルクパン」>> https://asajikan.jp/article/153060 )
パン作りのハードルを上げていた「こねる」という作業がほとんど要らないので、とっても簡単!前日の夜に準備すれば、朝には焼きたてパンが食べられます。
簡単なのでぜひご自宅で焼きたてパンに挑戦してみてくださいね!
こねないから簡単!濃厚なおいしさ「ダブルミルクティーちぎりパン」
材料:18cmの型1台分 調理時間:前日70分/当日70分
- 強力粉…200g (今回は北海道産強力粉「はるゆたかブレンド」を使用しました)
- 塩…4g
- 砂糖…40g
- ティーバッグ(生地用)…1袋
- ★牛乳…150g(※以前のレシピに間違いがありました。申し訳ありません。正しくは75g→150gです。)
- ★ティーバッグ(ミルクティー用)…1袋
- ★ドライイースト…2g
- ★オイル…大さじ2(太白胡麻油・サラダ油など無味無臭のもの)
作り方:
【前日の作業】
準備…牛乳とティーバッグ1袋を鍋に入れて沸かし、蓋をしてしばらく蒸らして濃い目のミルクティーを作り、冷ましておく。
1) ボウルに強力粉・塩・砂糖・ティーバッグ1袋を破き中身の茶葉を入れて混ぜておく。別のボウルに★を入れて混ぜておく。
★を注いでゴムベラで混ぜ、まとまってきたら粉気がなくなるまで手で練りまぜる(2〜3分間)
混ぜ終わったら生地を丸めてタッパーに入れます。
2) 蓋をして30分室温におく。30分たったら生地を丸めなおし、さらに30分室温に置いてから、冷蔵庫の野菜室に入れて一晩おく。
※生地を丸めなおすことでグルテンを強化し、膨らみの良いふわふわパンになります。
※野菜室は冷蔵庫よりも少しだけ温度が高いので、発酵に適しています。野菜室でゆっくり朝まで発酵させましょう。
【当日の作業】
3) 野菜室から出して生地が約2倍になっていたら発酵完了。なっていなかったらしばらく室温にだして待つ。
生地に粉をふってタッパーから優しく取り出し、8等分して丸める。
4) 約18cmの容器(今回はStaubのお鍋を使用。ケーキの型やホーローバットでもOKです)にオーブンシートをひき、生地を等間隔に並べて約40分二次発酵させます。
※夏の暑い日は室温でも十分発酵しますが、それ以外の季節・特に寒い冬は電子レンジオーブンの発酵機能が便利です。
※お鍋で発酵を取る場合、40分の間に、たまに極弱火で5秒ほどお鍋を温めると、発酵がスムーズになります。
5) 生地がひとまわり大きくなっていたら二次発酵完了の目安。180℃に予熱したオーブンで20分焼き出来上がり。
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神奈川県、東海道線辻堂駅徒歩3分。フランスパン教室「crumb-クラム」では、お家で本格的なパンが作れるレッスンを開催しています。詳細はこちら。
初心者から中上級者まで、パン作りに興味がある方はぜひ。お待ちしております。