今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『私が愛した映画たち』。
吉永小百合さんが全出演作から特に印象深い作品を自ら選び、心に残る思い出を語った本。映画へのあふれる愛とひたむきで温かな人柄が伝わってきます。
『私が愛した映画たち』
著者:吉永小百合/取材・構成:立花珠樹
出版社:集英社
家計を支えた子役時代からずっとひたむきに生きてきた。吉永小百合さんはいつも本気でまっすぐなひと。
人生を変えた作品の思い出、監督や共演者との知られざるエピソードを語る言葉に、映画への情熱がほとばしります。
「私の役ではなかった」という作品、どうしても言えなかったセリフについても率直に想いを語ります。自分のなかに全くないものはできないという吉永さん。「うそを言って生きることは絶対にしたくない」と常々思っているからと、虚言癖のある女性の役を断ったこともあるそうです。
『キューポラのある街』の撮影中に、お父さん役の東野英治郎さんから「君は大人になっても、真っ赤に爪を塗るような女優になっちゃだめだぞ」と言われたこと。声が出なくなるという試練のさなか、渥美清さんがかけてくれた言葉、森光子さんと樹木希林さんに「もっと冒険しなければ」と叱られたこと……。
吉永さんがいまもずっと大切にしている言葉が、その役者さんの声そのままに蘇るような気がします。
水泳4種目、腹筋100回、撮影の合間にシャドーボクシングと、吉永さんはとてもアクティブなんですね。アクション映画で大活躍する吉永さんの姿も見てみたいです! 映画への熱い心がひしひしと伝わってくる一冊をぜひどうぞ。
Love, まっこリ〜ナ
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