BLOG

死ぬまでに見たい名画とは?原田マハが贈る美術案内『いちまいの絵』

 

今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『いちまいの絵』

「生きているうちにみるべき名画」と出会う本。美術小説で大人気の作家・原田マハが名画の世界を案内。ピカソの「ゲルニカ」、ムンクの「叫び」、ルソーの「夢」など、自身に大きな影響を与えた26作品を厳選紹介します。

20171004
いちまいの絵
著者:原田マハ
出版社:集英社

この絵と出会ってしまったら、もう同じ自分ではいられない――。世界中で時を超えて愛され続ける名画には、そんな強い力があるのかもしれません。

フリーダ・カーロに魅かれメキシコを訪れた原田マハさん。フリーダの愛と苦悩に満ちた自画像に強く胸を打たれます。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が日本にやってきた時には、静けさのなかで絵のなかの少女と見つめう。そして、いつしか少女の気持ちに寄り添っている自分に気づきます。

原田マハさんが語るのは、たった一枚の絵に、誰かの生きる世界を変える力が秘められているということ。絵に刻まれた画家の思いやメッセージ、そのすべてを全身全霊で受けとめたい。著者の熱い情熱が伝わってきます。

名画にまつわる物語と著者の思いが重なりあう。名画と向き合うよろこびに満たされる一冊です。

Love, まっこリ〜ナ

「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。

*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
https://asajikan.jp/topics/cafebonbon/

朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』はこちら>>

 

この記事を書いた人
Nice to meet you!

朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』

公式ブログ
小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

連載記事一覧

今日の朝の人気ランキング