今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『最初の、ひとくち』。
子どもの頃にびっくりした味、ドキドキしながら食べた味。人気イラストレーターの益田ミリが、初めて出会った味をどんなふうに感じたかをつづります。懐かしくおいしい思い出が詰まったエッセイです。
『最初の、ひとくち』
著者:益田ミリ
出版社:幻冬舎
大好きだったお菓子や飲み物を、初めて口にした日のことを覚えていますか?
どんな食べ物にも「初めて」がある。ミルクにもチョコレートにもアイスクリームにも。最初のひとくちの感触は、心の奥にずっと残っているのかもしれない。
益田ミリさんが初めて「フルーチェ」を食べたのは、小学校1年生の頃、山奥の村にあるおばあちゃんの家でした。ぷるんと出来上がったフルーチェをスプーンですくって食べた。そのときの嬉しい気持ちといっしょに、美しい山の景色や草の匂いがよみがえります。
とんがりコーンやカラムーチョ、コーラやシェイクなど、さまざまなお菓子や飲み物が登場します。衝撃的だった納豆体験、冬の日の夜なきそば、大人になって初体験したビアガーデンや機内食も。たった一度の「最初のひとくち」の思い出は、ちょっとおかしくて、ホロリとする味がします。
おいしくて楽しい「初めて」をこれからも何度も味わえたら嬉しい。
益田ミリさんの本、こちらもぜひどうぞ。
*『心がほどける小さな旅』
*『週末、森で』
Love, まっこリ〜ナ
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