今日のカフェボンボンの本棚は、『週末、森で』。
立ち止まって深呼吸したくなったら、この本をいかがでしょう。
イラストレーターの益田ミリが、35歳の仲良し3人組の心模様を描いた四コマ漫画。田舎暮らしを始めた早川さんを都会で働くマユミちゃんとせっちゃんが訪ねてきて……。疲れた心に効く物語です。
『週末、森で』
著者:益田ミリ
出版社:幻冬舎
そうだ、田舎で暮らそう。ある日、ふと思った翻訳家の早川さん。突然、森の近くに引っ越した早川さんの家に、友人たちが時々泊まりにくるんです。
洒落た東京土産と一緒に都会の風を運んでくる。でも、しばらく早川さんと過ごすと、すっかり彼女のペースにはまってる。
森を散歩したり湖でカヤックに乗ったりするうち、ふだんは見えないことに気づく。鳥の鳴き声や木々の芽吹き、それから自分がものすごい速さで歩いていたことに。時間がゆるやかに流れているからかな。
そして今度は、マミちゃんやせっちゃんが森や湖の空気を都会に運んでいく。小さな花の種のようなものが彼女たちの心に育っていく。
ふたりでカヤックをこいでいる時、早川さんが言う言葉が好きです。「せっちゃん!よけられないって思ったら寄りそう手段もあるんだよ」って。
Love, まっこリ〜ナ
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