おはようございます。
朝時間.jp公式朝美人アンバサダーで、フードスタイリストの河合真由子です。
暦の上では、9月。今年も残りあと4ヶ月となりました。夏がおわるとあっという間に、年末がやってくる気がします。個人的には今年の夏は、夏休みというものがなかったのですが、一つぐらい夏の想い出を…と思い、先日、始発の新幹線で京都にいってきました!
京都は、老舗の料亭でいただく朝粥をはじめ、ここ数年で特徴的な朝ごはんがたべられるお店が増えました。そして、もう一つ京都といえばこだわりのコーヒースタンドが数多くあることでも有名なのです。
今回はそんな京都の中でもおそらく今一番注目の、京おばんざいがいただける朝ごはんのお店をご紹介したいとおもいます。
老舗の料亭が手がけるカジュアルなダイニング
京都の中でも、清水寺や銀閣寺、八坂神社など多くの人が訪れる神社仏閣があつまる東山エリア。その中心部から少し離れた場所に今回ご紹介するお店、「丹」はあります。
お店の目の前にながれる白河とその両側に並ぶ柳の木が、いかにも京都らしい風情で、日常から離れた特別な朝に期待で胸が膨らみます。
丹は、老舗の料亭「和久傳」が手がけるおみせです。老舗の味をもっとカジュアルに楽しめるようにと、小さな台所と名づけられたこちらのお店は、1Fはダイニング、そして2Fはリビングのようにくつろげる場所として設計された一軒家のつくりになっています。
お店は朝、昼、晩と営業しており、朝は、8時~営業。事前に電話予約をいれたところ、入れ替え制となっているようで、時間帯を選択するようになっていました。わたしは今回、朝、東京から始発の新幹線で訪れたため、朝9時~の回を選択。
みんなで囲む京おばんざいの朝ごはん
朝ごはんは、他のお客様と1つのテーブルを囲むように座ります。テーブルにつくと、目の前には、大皿に盛られたおばんざいの数々が。丹という店名からもわかるように、お店では京丹後地方のお野菜やお酒などのいいものを皆さんに紹介したいという思いのもと、京丹後の農家さんから仕入れたお野菜をふんだんにつかったお料理が並んでいました。
丁寧な仕事が光る、こだわりの朝食メニュー
朝食の席につくとまず提供されるのが出汁と梅干。丁寧に引かれた出汁と梅干は、朝の渇いた喉をほどよく潤してくれます。そして、テーブルに盛られたたくさんのおばんざいを、みんなでシェアしながらいただきます。大皿料理のため、隣の人とお皿や、醤油などをまわしあううちに、自然と会話もうまれます。
朝食のメニューは、サツマイモの白和え、自家製の青大豆からつくった納豆、割り干し大根、茄子の揚げだしなど、いわゆる定番の和食メニューが並びます。定番だからこそ、煮物や和え物の仕上がり具合や、素材の味を引き出すために調味料をほどよく加減してつかってるところなど、要所要所で老舗の心遣いと技がかんじられます。
特に自家製の青大豆からつくった納豆は、オリーブオイルと塩とあわせていただくのが気に入りました。大粒の納豆と通常の納豆と比べても癖のない味、オリーブオイルとあわせることで風味も増して、とってもおいしかったです。
ごはんのお供には、京都ならではのちりめん山椒も添えられて、京都ならではの朝を満喫することができました。
朝食の後につづくお楽しみ
大満足の朝食を済ませたら、2Fにあるリビングでのんびり食後のお茶を楽しむこともできます。
こちらでは、コーヒーハンターの川島さんがセレクトしたオリジナルブレンドの珈琲もいただけるとのこと。まるで自宅のリビングにいるようなつくりと、店員さんのアットホームなおもてなしに旅の疲れも癒されるようにおもいます。
いかがでしたか?東京から始発の新幹線にのって、わざわざ訪れたいお店「丹」。
日常からすこしはなれてみたいとき、いつも頑張っている自分へのご褒美に、普段とは違う空間で特別な朝を過ごしてみませんか?
【お店情報】
丹Tan
京都市東山区五軒町106-13 三条通り白川橋下ル東側
TEL. 075-533-7744
朝食 8:00〜10:00(L.O.9:30) 昼食12:00〜14:30(L.O.14:00) 夕食 貸切営業のみ 18:00〜22:00(L.O.21:00)
月曜定休(祝日の場合は翌日火曜日休み)
それでは、今朝もおいしい朝食でしあわせな朝をお迎えください。
フードスタイリスト 河合 真由子
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