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アリス×ムーミン×穂村弘が出会ったら・・・

 

今日のカフェボンボンは、新刊『スナーク狩り』

『不思議の国のアリス』の作者ルイス・キャロルの名作に、
ムーミンの生みの親トーベ・ヤンソンが挿し絵を描いた。
そこに人気歌人の穂村弘が訳をつけて……。

トーベ・ヤンソン生誕100年の記念の年に、
一冊の素敵な本が生まれました。


20141217

スナーク狩り
作:ルイス・キャロル/絵:トーベ・ヤンソン/訳:穂村弘
出版社:集英社

謎の怪物スナークにまつわる、風変わりで謎めいた冒険譚。

スナークを探すために10名が集まった。
正確には9人の男とビーバーが一匹。

船長ベイルマンのもと、選り抜きの乗組員が一艘の船で海へと繰り出す。

靴磨き、帽子屋、銀行家、凄腕のビリヤード・マーカー。
ウェディングケーキしか作れないパン屋に、レース編み好きなビーバーも。

船は進んでいくけれど、誰もスナークを見たことない。
ならどうやって探したらいい?

本物のスナークを見分ける方法があるんです。
5つの特徴さえ知ってればね。

その中にスナークの「朝時間」を見つけました!

とんでもないほど朝寝坊
午後五時のお茶の時間に朝ご飯
晩のご飯は次の日になる

トーベ・ヤンソンの絵は、エキセントリックなキャラクターの雰囲気にぴったり。
そして、訳文には穂村弘さんの遊びごころが散りばめられています。

BONBON318

以前ご紹介したこちらもおすすめです!
『不思議の国のアリス』…トーベ・ヤンソンが絵を描いた美しいアリスの本です。
『求愛瞳孔反射』…穂村弘のスリリングで甘い純愛詩集。

Love, まっこリ〜ナ

 

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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