今日のカフェボンボンは、ムーミンの『春の気分』。
ムーミン・コミックスより春らしい一冊をお届けします。
『春の気分(ムーミン・コミックス 第10巻)』
著者:トーベ・ヤンソン/ラルス・ヤンソン/訳:冨原眞弓
出版社:筑摩書房
この本に描かれているのは、
ちょっとレトロなムーミン谷です。
ロンドンの日刊紙「イヴニング・ニューズ」に漫画版のムーミンが登場したのは1954年。
ムーミントロールの風変わりな漫画は世界中で大人気となりました。
春の訪れに気づいた日。
ムーミン一家はなんとな〜くふわふわ気分。
春特有のけだるさに包まれます。
大そうじに張り切るフィリフヨンカには、ムーミン族って春の気分にうといのね、と言われちゃう。
それなら本当の「春のエッセンスを教えてあげるわ!」とムーミンママ。
クロッカスや最後のつららを煮詰めてせんじ薬を作ります。
春の気分は昔も今も変わらない。
新聞の連載当時の読者もムーミンたちに大いに共感したことでしょうね。
天気も心も気まぐれな春。
でも、胸の奥の方がこそばゆいのはきっと春のときめきかな。
Love, まっこリ〜ナ