今日のカフェボンボンは、『空へ向かう花』。
まさにボーイ・ミーツ・ガールな一冊は、『東京バンドワゴン』シリーズで人気の小路幸也の作品。少年と少女とおとなの絆を描く感動作です。
『空へ向かう花』
著者:小路幸也
出版社:講談社
ある日ビルの屋上で出会った少年と少女。名前はハルとカホ。まだ小学6年生なのに、つらい過去を背負っている。彼らはカホの住む古いビルの屋上で過ごすうち、だんだん親しくなっていく。
ハルとカホが信頼し、ふたりを見守るおとなたちがいてくれるのが心強い。本当の支えになってくれれば、家族でなかったとしても構わないのだと思う。
傷ついて歯を食いしばって生きる子どもたちに、おとなができることは何だろう? シンプルで温かなストーリーがぐっと心にしみる。
屋上ってワクワクする空間ですよね。ドキドキかな? 非日常的で、どこまでも空に近づくようで、好きな人と放課後いっしょにいたい場所。
そこは物語が始まる場所であって、終わる場所であってはいけない。屋上から始まる素敵な物語をどうぞ。
Love, まっこリ〜ナ
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