今日のカフェボンボンは、『走ることについて語るときに僕の語ること』。
走り続ける作家・村上春樹。意志の強さ、忍耐力が半端じゃない。
『走ることについて語るときに僕の語ること』
著者:村上春樹
出版社:文藝春秋
二十数年間、一日も休まず走り続けるということのすごさ、気持ちを途切れさせない固い意志にたじろいでしまう。
著者が走り続けるのは、意志が強いからだけじゃない。とてもシンプルな理由、「走ることが好き」だから。専業作家になったときに体調維持のために始めて以来、日本でも海外でもランニングシューズ一足を持って走り続けてきた。
真夏のギリシアで、マラソンのオリジナル・コースを、たった一人で激走したエピソードに圧倒されます。アテネからマラトンへ過酷な道を走り切ったあとに、ビールを飲みながら「やれやれ」という。このとき、村上春樹はランナーから小説家に戻るのかもしれない。
走るときに聴く音楽は、シンプルなリズムのロックがいいそうです。夏のハワイのカウアイ島で聴きながら走ったという、1960年代のバンド・ラヴィン・スプーンフルを私も聴いてみたい。
Love, まっこリ〜ナ